FC2ブログ

更新履歴

さわりを読む▼をクリックすると更新された内容の冒頭部分がご覧になれますので、久しぶりのご訪問の方はこちらで未読・既読のご確認ができます

日付別の更新チェックはカレンダーの日付をクリック ▼

2013 04123456789101112131415161718192021222324252627282930312013 06

【  2013年05月  】 

冬の月影(3)

冬の月影

2013.05.11 (Sat)

 鳥居をくぐり森へと歩み入る。歩みを進める度に妙な違和感を泉は覚えた。薄いベールを潜るような、もどかしい感じ。それを繰り返すと腕も身体もだんだん重くなる。「……翡翠様」たいして歩いてもいないのに心臓の拍動が増し、息が上がって、泉は翡翠の名を呟いた。前を歩く翡翠が振り返った。「どうした。泉?」普段の泉ならこのくらいの距離でへばったりはしない。深窓のお姫様ではないのだ。山で育ち、山を歩くのは慣れている。に...全文を読む

PageTop▲

冬の月影(4)

冬の月影

2013.05.11 (Sat)

 「で、何の用だ。緑の」部屋に通されて、座るなり竜胆は切り出す。何人もの人が入れ替わり立ち替わり部屋へと入り、お茶だの、お茶受けだのを用意して行った。泉はそれを眺める。人型とは違う。動きはきびきびしているし、礼儀作法も完璧だ。まるで、貴族の館に来たような気分になる。といっても泉もそんなのは庄屋さんの話でしか知らないのだが。「ご機嫌伺いってわけはないだろう?」竜胆の言葉に泉はそちらに視線を向けた。上座...全文を読む

PageTop▲

冬の月影(5)

冬の月影

2013.05.11 (Sat)

 「旦那さま」そっと襖が開き、控え目な声に、そちらに顔を向けた泉は息を飲んだ。正座して開いた隙間から顔をのぞかせたのは、艶やかな黒髪を後ろでゆるく束ね、白皙の肌を持つ絶世の美女だった。「こっちへ、耀華(ようか)」ひどく優しい顔で竜胆はその女性を手招いた。それに華やかな笑顔で応え、耀華は部屋の中へ入り、末席に腰を下ろす。どの動作も流れるようで、泉は瞳が離せない。「紹介するよ、泉。こっちは耀華。耀華、こ...全文を読む

PageTop▲

冬の月影(6)

冬の月影

2013.05.11 (Sat)

 「耀華様、すみません」前を行く耀華に泉は頭を下げる。自分を案内させるのにも気が引けるし、あんなこと言われたことにも気が咎める。「何がです?泉様がお気になさることはございません」「急に押し掛けたのに、こんな案内までさせてしまって」からかわれたことについては言葉にできなかった。「いいんですよ。久方ぶりのお客様で嬉しいんですから。近いのに緑の主はあまりこちらにいらっしゃいませんし。泉様にもずっとお会いし...全文を読む

PageTop▲

いくつかアップ

雑記

2013.05.11 (Sat)

 みなさま。こんばんは。GW終わって、1週間が過ぎました。休んだせいか、仕事に行くのがつらかったですー。「検索回廊JIN」様に登録させていただきましたので、そちらからおいでいただいている方も多いのではないかと思います。ありがとうございます。一気に、閲覧が増えておりまして、楽しんでいただけているといいなあと思っております。本日、「冬の月影」の続きをアップしました。どんどん、お引越ししていますが、読み直し...全文を読む

PageTop▲

前月     2013年05月       翌月

Menu

プロフィール

水梨 なみ

Author:水梨 なみ
こんにちは。
水梨なみ(みずなし なみ)です。
BL大好きな物書きです。
いろいろ書き溜めたので、ここにアップしていくことにしました。
メンズラブ、ボーイズラブで、現代もの、ファンタジーといろいろです。
全て性描写を含みますので、そういうのが苦手な方、18歳未満の方は回れ右でお願いします。
それでもOK。大好物というかたはぜひ、水梨ワールドをを楽しんでいってくださると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

最新記事

最新トラックバック