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【  2014年11月  】 

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脱走のもくろみ(1)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.02 (Sun)

 カノンはゆっくり瞳をあけた。目に映るのは白一色の部屋。ゆっくりと首を巡らせると、ベッドとその周りに幾多の機械が並んでいる。目覚める前にみた風景と何も変わらない。囚われの身になって、いったいどれだけが経過したのか。ふと首に手をやって、ESPリングがないことに気付く。内に閉じこもっていたのが功を奏したのだろう。だれにもわからないようにカノンはふと微笑んだ。それでも、身体は鉛のように重い。両手首につけられ...全文を読む

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脱出のもくろみ(2)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.03 (Mon)

 「私が怖いかい?」感情が流れているんだろうか。こいつも能力者だと感じて、カノンは更に心を閉ざす。「綺麗な肌だ」頬に唇を押し当てられた。おぞけが走るのを奥歯をかみしめて堪える。「何して遊ぼうか。君の身体が一番綺麗に見えるように縛ってあげようか。それとも、私の開発した薬を飲むかい?これは愉快な薬でね。快楽におぼれたまま死ねるよ。被験者は狂うまで私を求めて泣いてた」この変態。心の奥底で、カノンは毒を吐く...全文を読む

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戦闘、そして捕縛(1)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.05 (Wed)

 頭上を爆風が走る。それを頭を低くすることでやり過ごして、タキは後ろに向かって炎を投げる。「しつけぇな」洞窟の通路を駆け抜けながら、タキは舌打ちをする。相手も連邦の能力者だ。それもAクラスの力の持ち主。その三人に追われながら、タキは出口に走る。有利な点があるといえば、地形に熟知していることだけだ。「カクラ。殺すなよ」キースの物騒な命令が聞こえるが、カクラは事故で片づけるつもりなのが見え見えの攻撃を仕...全文を読む

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戦闘、そして捕縛(2)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.09 (Sun)

 口の中に大量の水が入り、タキはもがいた。気がつけば水の中にいて、水面に浮き出ようとあがいている。自分がどこで何をしていたかも思い出せないが、苦しくて、息ができずにタキはがむしゃらに腕で水を掻いて水面を目指した。日の光が躍る水面は遥か上で、昏水底がタキを引きずりこもうと渦を巻く。嫌だ。強く思う。あの昏いところへ追いやられるのは絶対に嫌だ。あそこに行ったら二度とあいつに会えない。あいつ……?誰だっけ?苦...全文を読む

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救出作戦(1)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.10 (Mon)

 足音が廊下に反響する。窓もない明るいトンネルのような廊下をカノンは歩いていた。つやつや光る廊下が、天井からの光を映している。ルーランド星系、惑星トライアン首都、連邦軍トライアン支部の地下。三日前、連邦の支部へとたどりついたカノンは連邦軍に保護を求め、連邦軍は当然、それに応じた。すでに、捕縛命令すら出ていたらしいことを連邦軍支部に到着してから知らされたカノンは、抵抗せずに連邦士官に身柄を拘束された。...全文を読む

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救出作戦(2)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.12 (Wed)

 乱暴に後頭部の髪を引っ掴まれて、うつむいていた顔をあげさせられ、痛みにタキは一つうめいて、目を開けた。気を失っていたらしい。何度か瞬きをして、視界をクリアにすると見たことがない男が、トレイを手に立っていた。「食事だ」殺す気はないらしいとタキは内心、独りごちた。「両手が使えねえんだけど、お前が食べさせてくれんのか?」わざと挑発するように、口端を持ち上げて言ったが、相手は表情一つ変えずに、両手を壁に磔...全文を読む

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救出作戦(3)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.12 (Wed)

 コンピューターのキーボードをカノンは流れるように操作する。キーを叩く音がかたかたと狭い部屋に響いていた。「つながった?」横では欠伸をかみ殺したアルがカノンをうかがいながら、椅子の上で膝を抱えた。「もう、三日だよ」「うるさい。タキの気配は?」「まったくないよ。カノンに感知できないことが、僕にわかるわけないじゃん」画面からも目を離さないカノンにアルはのんびりと答えた。緊張感のかけらもないが、アルの目は...全文を読む

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最終決戦(1)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.15 (Sat)

 ぐっと腕を上にあげて身体を伸ばしてから、タキはぐっと起き上がった。この部屋に繋がれてからどれだけ経っただろう。タキが使えるうちは、害する気はないらしいが、待遇を改善するつもりもないらしく、硬い床で寝ている身体はぎしぎしと音をたてる。じゃらりと足首についた鎖が神経を逆なでた。「いつまでここにつないでおく気だ」一人ごちるとトレイを掲げた男が入ってきた。トレイに乗っているのは、果物と野菜サラダだ。食事に...全文を読む

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最終決戦(2)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.22 (Sat)

 カノンからリアルタイムに送られてくる地図を確認しながら、タキはメインコンピューター制御ルームへと向かう。基地の制圧も兼ねているから、向かってくる敵は片っ端から、タキの炎かトランたちの銃の餌食となった。「少しは身を隠すとか、なんかないのか」ぶつぶつと文句を言いながらも銃をぶっ放して、トランが文句を言う。「うるせえな。熱源の確認データが送られてくんだから、敵さんの動きはわかっているだろうが」律儀に答え...全文を読む

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最終決戦(3)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.22 (Sat)

 金属だけでできているのっぺりとしたなんの変哲もない扉の前に、タキは無造作に立った。緊張も構えも特にない。バイザーの隅で、カノンが送ってくる扉やメインコンピューター室のデータが、文字と数字で踊っているのを確認した。何が起こるかわからないから、シロタたちは先ほどの扉に向かう通路の角に隠れさせた。いつでも飛び出せるようにだろう、銃を構えているのだけは背後の気配でわかる。「さてと」ちんたらやるのは性に合わ...全文を読む

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最終決戦(4)

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.23 (Sun)

 バシュ四本の手のうちの一本が盾のような場を作り、タキの力を跳ね飛ばす。タキはそのままの勢いで相手の近くまで突進し、右拳を突き出した。身体の大きさに見合わない速さで、怪物は後ろへ跳んで避ける。「残念だよ。タキ。それが君の答えか。ガラン。あいつを排除しろ」ちっとも残念そうでない口調で告げるリトランの声に、目の前の怪物、ガランが反応した。もっていた剣を高速で薙ぐ。凄い風圧が押し寄せる。タキは左腕を払って...全文を読む

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勝利

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.24 (Mon)

 カノンの誘導で外へと出てみれば、連合軍の応援部隊がすでに街を鎮圧しており、戦闘はあらかた終了していた。トランたちの仲間も無事に合流し、小さな怪我はあるものの、被害は最小限だっただろう。「やったな」笑うトランにタキも笑みを返す。「これで俺たちに自治が戻る。やっと、街に帰れるな」地下都市の住人達は、それぞれ故郷があり、やっと地下の生活から逃れられるのだと聞いて、そうだなとタキも思う。彼らの安堵と晴れや...全文を読む

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二人

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.25 (Tue)

 エンジン音が腹の底に響いて、タキはほっとする心地を味わっていた。スクリーンに映し出される空は、相も変わらず真っ黒で、時折、恒星の輝きが遠く横切るだけだ。「なあ」隣の操縦席に座ってまっすぐ前を睨み付けているカノンに声をかけるが、返ってきたのはかたくなな拒絶。タキは大きなため息をついた。まだ、怒ってる。シートを後ろに倒して頭の後ろで手を組んで、天井を眺めながら、タキは困ったなともう一度ため息をついた。...全文を読む

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すみません

雑記

2014.11.25 (Tue)

 こんばんは。水梨なみです。昨日、アップしました「この宇宙の果てまでも」の勝利の章ですが、ラスト1000字くらいが抜けてました・・・・・・・すみませんというわけで、本日、足してありますので、読んでしまった方は、ラストの1000字くらいから読んでください。そろそろ恋愛になってきました。次回エロです。よろしくお願いいたします。...全文を読む

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確認 Kanon side ※

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.26 (Wed)

 ベッドに座るように促されて、カノンは、恥ずかしくてたまらなかった。いつも強引にことを進めるタキなのに、今日に限って、無言でタキの部屋に連れ込まれた。それもいつでも逃げられるだろう力加減で。カノンの隣にタキが腰をおろし、ベッドのマットレスが沈む。肩を抱き寄せられて、唇を啄まれた。それだけなのに、身体が熱を上げて、頭がぼうっとする。タキに告白された言葉が頭を巡って、ひどく落ち着かない。相棒としては最高...全文を読む

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終章

この宇宙(そら)の果てまでも

2014.11.28 (Fri)

 太陽の光がさんさんと降り注ぎ、波の音が遠くざわめきのように聞こえる。水のうえを渡る風が汗ばんだ身体を少し冷やしていった。「カノン」デッキチェアに横になって本を読んでいるカノンにびっしりと水滴のついたグラスを差し出すと、カノンは物憂げにその視線をグラスからタキへと向けた。ビーチにいるのに、カノンは半そでシャツに薄手のズボンという出で立ちだ。「暑いだろ?」手を伸ばしたカノンにグラスを渡してやる。「アル...全文を読む

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「この宇宙の果てまでも」完結

雑記

2014.11.28 (Fri)

 こんばんはー。水梨です。さて、さて、やっと完結いたしました「この宇宙の果てまでも」いかがだったでしょうか。個人的には、超能力物を書きたかったので、楽しかったのですが、アクション多めで、恋愛少な目になってしまった・・・・・・・すみません。相棒が恋人にってシチュも好物なので、それも書きたかったんですけどね。まあ、こういう話もあるってことで大目に見ていただけると嬉しいです。感想とかあったらぜひ。さて、次...全文を読む

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プロフィール

水梨 なみ

Author:水梨 なみ
こんにちは。
水梨なみ(みずなし なみ)です。
BL大好きな物書きです。
いろいろ書き溜めたので、ここにアップしていくことにしました。
メンズラブ、ボーイズラブで、現代もの、ファンタジーといろいろです。
全て性描写を含みますので、そういうのが苦手な方、18歳未満の方は回れ右でお願いします。
それでもOK。大好物というかたはぜひ、水梨ワールドをを楽しんでいってくださると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

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