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「天空国の守護者」
地上編

クアール ロト

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「くっ……いやっ……もう……」
昏い閨に甘い喘ぎが舞った。
「赦して……もう……やっ……」
黒いカーテンで閉め切られた部屋に、紫煙が甘ったるい匂いをまき散らしながら上っている。そのせいで、部屋の中が微かに霞んでいるほどだ。
部屋の真ん中にしつらえられた大きなベッドの上で、白い裸体が淫らに蠢いていた。
「うぐっ……」
のけぞった喉元がぼんやりした明かりに白く浮かび上がる。
「お願い……」
過剰な快楽に酔わされた身体が、びくびくと痙攣する。何度、精を放ったかもわからない。ここに連れてこられてどれだけの時間が経ったのだろう。
「もう降参?」
面白くもなさそうな冷静な声がベッドの脇から上がった。黒い長めの前髪をうっとうしそうに右手でかきあげる。
「まだ、さして時間が経ってないぜ」
浅くベッドに腰掛けた男は、手を伸ばして、屹立している青年の牡に手を伸ばす。
「それなのに、こんなになっている。淫乱だな」
濡れた音がして、青年が頭を振るとシーツに散った黒髪がさらさらと音を立てた。
指先で先端をはじかれて、青年が背をそらした。
薄闇にぼんやりと浮かび上がる均整のとれた白い身体のあちこちに黒い帯が巻き付いていた。それがうぞうぞと蠢く。白く滑らかな裸体に無数に這っているのは黒い触手だ。屹立した根元にもそして、広げられた足の付け根の秘められた蕾の中にまで、黒い触手は入り込み青年を犯していた。
涙が切れ長の瞳からこぼれ、シーツに染みる。
「辛いのかな?それともいいのかな?」
「ロト……さま。もう、赦し……」
「いやだね、ファイ。まだ、左腕がうまく動かない。あの忌々しい守護者の野郎のせいでな。まだ、生気が足らない」
ロトは眉間にしわを寄せ、左腕を億劫そうに持ち上げると手のひらを上にし、指を開いたり閉じたりする。
ファイで何人目だろうとロトは思った。贄にと捧げられた少年は華奢過ぎて、あっという間にみんな壊れてしまった。ファイは20代半ばを超えているだろうが、この白く滑らかな肌をロトは気に入っていた。それに少しくらい無茶をしても壊れない。
だが、いくら精気を吸っても黒髪の守護者に切り落とされた腕は完治しない。
「お情けを」
中で触手が動いたのか、ああっと声をあげて身をよじったファイが懇願する。
「それも嫌だ。お前の肌は気に入っているけど、人間と繋がるなんてごめんだ。いいだろう?触手なら好きなサイズにも形にも変えられる。お前がもだえるのを見るのも楽しいし」
大きくしてやろうとロトが口元をゆがませた。触手の太さが目に見えてふくらみ、ファイは悲鳴を上げる。
「いいだろう?」
くつくつとロトは暗く微笑う。啼きながら赦しを請う、ファイを嘲るような笑みで見据えながら、ロトは左手をファイの屹立に伸ばした。あまり力の入らないそれで、ファイのしずくをこぼしている屹立を握り、上下に擦る。
「達っていいよ。今日はそれでおしまいにしてやる」
ロトの言葉を合図に、後ろを犯している触手の動きが早まった。ロトは緩やかにファイの屹立をすりあげた。
「いやっ……あぁっ……」
荒い息遣いを絶えずこぼしながら、ファイは身体をのけぞらせ、叫んだ。いっぱいに広げられた後ろの蕾はひくひくとうごめき、快楽のポイントをとらえた触手の先が容赦なく中をえぐる。
「……やっ……はぁっ……ひっ……」
息をとめ、そのあと高く啼いたファイは身体を突っ張った。曲げた足の指先がシーツを掻く。ロトの左手が白い精液で汚れた。
肩で息をしたファイがシーツに沈む。
「まだ、こんなに出たぜ、ファイ。お前は本当にかわいいよ」
右手の指で、頬を汚した涙をぬぐって、ロトはにっと笑った。
「聞こえてないか」
あまりの刺激に意識を手放したファイを見下ろしながら、ロトはくつくつと笑った。
「もう少しだ」
左手を握ったり閉じたりしながら、ロトが呟く。ファイが吐き出した精気はすべてロトが左手で吸い取っていた。
「そう、もう少し。待っていろよ、黒髪の守護者……」
薄闇の中をロトの暗い笑い声がわたっていった。
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