スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←山の神 →契約
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ

もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png はじめに
もくじ  3kaku_s_L.png リンク集
もくじ  3kaku_s_L.png Novel lists
もくじ  3kaku_s_L.png 奇跡の刻
もくじ  3kaku_s_L.png 平行線の恋
もくじ  3kaku_s_L.png 煉獄の恋
総もくじ  3kaku_s_L.png 天空国の守護者
総もくじ  3kaku_s_L.png 巡る季節と恋の順番
もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
総もくじ  3kaku_s_L.png 山神の花嫁_昔話
もくじ  3kaku_s_L.png 告白の向こうへ
もくじ  3kaku_s_L.png 空の月を恋う
総もくじ  3kaku_s_L.png おまけ番外編ショート
もくじ  3kaku_s_L.png 遠回りの片恋
もくじ  3kaku_s_L.png 腕の中の迷い猫
総もくじ  3kaku_s_L.png 蒼い闇の化身
  • 【山の神】へ
  • 【契約】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

「山神の花嫁_昔話」
昔話_出会い編

 ←山の神 →契約
再び、深く口づけられて、瞳を閉じた泉は頭の芯から酔った。辿られる口腔内の感触に肌がざわざわと音を立て、身体の奥が熱くなる。
「はぁ……ぁんっ……」
息ができなくて苦しい。時折、息を継ぐがそれすらも吸いとるような口づけに息苦しさに鼓動が早まった。
頬から喉元そして、着物の袷に翡翠の手が滑る。感触を楽しむように撫でるように触れられ、肩から着物を落とされた。
「絹のような肌だ。いい香りがする」
唇から離れた翡翠の唇は泉の耳を辿り、低く甘い声で囁かれた。息が耳の中に忍び込み、身体の奥がどくりと音を立てた。翡翠の唇は耳から首筋へと下りてくる。
「あっ……んっ……」
いままでに覚えたことのない感触に、泉は身を震わせ、喘ぎ声が口をついた。
なんだ?今の?これが私の声?
いつもの自分の涼やかな声とは違う、甘く掠れた音に泉は形の良い眉を顰めた。
食われることに怯えているのか……?
そう思って自嘲する。村が滅ぶなら、一人で残されたくないと思ったのに、いざ食われると思ったら命が惜しいのかとこの期に及んで及び腰な自分がおかしい。
「どうした?」
肌から唇を離さず言われ、またもや身体の奥がじんわりと熱くなる。
「身体が震えて……変な感じが……」
怯えているとはとられたくなくて、自分のことを説明しようとするがうまく言葉にならない。
「そうだな。震えている」
つと手を伸ばして、翡翠は泉の髪を撫でた。つややかな髪が翡翠の指に絡み、するりと零れて行く。
反対の手で翡翠はそっと泉を抱き締めた。
温かい身体の重みと撫でられる手の感触に、安堵と嬉しさを感じて泉はとまどった。
食べるものを抱き締めるなんて、おかしい。
そう思うが、こんな風に抱き締められた記憶は、遠く子供の時だけで、泉はそっと腕を伸ばして翡翠の胸元の着物を掴んだ。さらに抱き締める腕に力がこもって、心が満たされる気がした。抱き締める腕は強く、温かい。
人を食らう神なのに。
そう思ったら、また口づけられた。啄ばむような優しい口づけに泉は瞳を閉じる。背中に回された手で軽く身体が持ち上げられ、するりと着物を脱がされた。帯も腰ひももいつの間にか解かれていて、身につけていた着物はあっさりと泉の身体から離れる。
髪を辿っていた翡翠の手が背中をつっと滑り、柔らかな泉の尻をやんわりと掴んだ。そのままさわさわと撫でられる。翡翠の唇は唇から顎へ喉へと移動し、鎖骨をぺろりと舐められた。さらに唇は下へと降りてくる。それに合わせて、手は内腿を彷徨っていた。
「あっ……やっ……」
胸の突起を尖らせた舌で舐め上げられ、吸われ、また舌で押し込むように撫でられると泉の口から甘い拒否の声が上がった。
「嫌か?そうは聞こえないが」
意地悪げに笑われて、さらに舌は胸の突起を転がす。
「んっ……あぁぁっ……」
びくりと腰が浮き、身体の中をざわざわした感触が駆け抜ける。内腿を彷徨っていた手は、泉の中心でゆっくりと勃ち上がった泉自身を掴んだ。
「なっ……いやだっ……」
他人(ひと)に触られたことのない自身を掴まれて、泉は身を捩る。身体の中を痺れるような感覚が駆け抜けたのも怖かった。
逃げる腰を腕で引き寄せられ、翡翠の手は掴んだ泉自身を上下に扱く。あっという間に反りかえるほど勃ち上がった泉自身が翡翠の手の中で震える。
逃げようとしても身体と腕で押さえつけられて、翡翠は硬さを増した泉自身を優しく、時に強く扱いた。
「はぁっ……ああぁっ……やっ……」
息が荒くなり、泉の開いた口から掠れた甘い嬌声が上がると翡翠は嬉しげに口の端を持ち上げた。泉自身の先端が濡れそぼり、指で円を描くように先端を辿られると泉の腰が上がって揺れる。こんな感覚は知らない。腰の奥から湧きあがってくる痺れが身体全体に広がって、おかしくなりそうだ。
頭の中は白く霞み、強く手を上下されると、ちかちかと目の裏で光が瞬いた。
「ああぁぁっ……やっ……ああっ……?」
ぐっとせりあがるような感覚に下肢が震えた。下腹が痙攣し、何度か腰がびくりと揺れた。
「いい表情(かお)だ」
指についた白濁をぺろりと舐め、翡翠は泉を見下ろしながら笑った。長めの犬歯が唇の下から見えた。
息の上がった泉は、大きく息を吐きながら、翡翠から目を反らした。
自分が他人(ひと)に触られて、達してしまったことだけが認識され、泉は居たたまれない。いくら人里離れた山に暮らしていても、すでに成人となっている泉は寝ている間に達したこともあったし、どうにもならずに自分で処理したこともある。
それでも、こんな感覚ではなかった。それにはこんな強烈な感じは伴わなかった。頭に霞がかかり、身体が痺れて、心臓が壊れるくらいに拍動して、手足が重い。
「なぜ、こんな恥ずかしめを。食らうならさっさと食らえばいいのに」
両腕で顔を覆って、弾む息のまま翡翠を詰った。
くつくつと笑い声が聞こえる。
「もちろん喰らうよ。男は食さないが、精は喰らえる」
言われている意味がわからなくて、泉は綺麗な顔をしかめた。それにも笑って、翡翠は泉をうつ伏せに転がした。ふかふかの布団に身体が沈む。
つうっと指で背筋を辿られ、泉は身体をしならせた。
「さっきより反応がいい」
また面白そうに言われて、泉は身の置き所がない。猫が鼠を弄ってから食べるのと同じだろうか。おもちゃにしないで、さっさと食べればいいのにと泉は思う。
反論しようと口を開くとそこから出たのは喘ぎ声だった。翡翠に背筋を舌で舐められ、声が上がる。肌を舌で辿られているだけなのに、身体の奥に熱がこもって、背筋にそってざわめきが走って行く。
翡翠の手が前に回って、胸をすすっと撫でられた。
「あぁっん……」
触られるたびに肌が身体がわななき、どうしていいかわからない。それでも、温かい翡翠の手が不快ではなくて、泉は戸惑いを隠せない。
枕元に並べられた香油に翡翠は手を伸ばした。泉はぼんやりとそれを眺めていた。
いつもなら部屋の片隅に積み上がるほど置かれると聞いた供物は、この飢饉と疫病のせいで、乏しい。泉が山で探した春の実りと昨年仕込まれた酒だけ。それなのに、高価で香りのよい香油がここに並んでいる理由はなんだろう。
瓶の蓋をとり、翡翠は惜しげもなく、泉の身体に香油を垂らした。ねっとりとした油が肌に触れ、花の香りが広がった。それを翡翠は葵の身体に広げていく。泉の尻の双丘を辿り、内腿に両手が滑り、膝裏まで降りると押し込まれるように膝が曲げられた。そのせいで、腰が高く上がり、獣のような格好に泉はうろたえ、頬が朱色に染まる。
「やっ……なにを……」
香油でてらてらと光る翡翠の大きな両手が揃えた足の間に入り、左右にぐっと開かれて、泉は悲鳴を上げた。膝頭を揃えようとしても間に身体を入れられて、閉じられない。
「翡翠様。何を……どうして……」
怖がって身を捩って逃げようとする泉を背中から押さえつけて、翡翠は泉の背に唇を落とす。
「怖がるな。痛くも怖くもしないと約束した。俺を信じろ」
囁くと泉の背中の中心を舌で辿る。
食われてもいいと覚悟したが、今までにない経験はすべて怖い。信じろと言われても恐れが先に立つ。こうやって背中から食すのだろうか。それにしてもこの恰好は何故?
背中を舐められる感覚に腰が疼き、まったく理解のできない翡翠の行動に戸惑い、泉は左右に頭を振った。長い髪がさらさらと音を立てる。
「どこもかしこも甘い」
舌で泉を辿りながら、翡翠は低い声で告げる。
わき腹で歯を立てられて、泉はああ、これで全てが終わると瞳を閉じた。
「ああぁぁっ……」
甘噛されて、肌に犬歯が刺さる気がして、それすら甘い身体の疼きに変わって、泉は啼く。
足の間から腕を前に差し出し、翡翠は泉自身を掴んだ。
「はぁっ……んっ……」
一度、他人(ひと)の手で達したことを身体はしっかり覚えていて、翡翠の手がするりと動くと泉自身が形を為し、固さを増す。わき腹への甘噛と自身への愛撫で、再び、泉の思考が溶けだした。肌を辿る舌も唇も、翡翠の大きな熱い手も泉の官能を引き出して、乱れさせる。
「ぁっ……ああっ……」
頭の中が白濁し、気持ちのいいような、焦れたような感覚が身体を巡る。すでに、抵抗する気力も失せて、うっとりと翡翠の愛撫に身を任せた。
腰を押さえていた腕が解かれ、その手が形の良い双丘を辿り、長い指が泉の秘められた蕾にあてられた。
「えっ……?やっ……。あぁっ……ん」
泉のモノを嬲っていた手が離れ、蕾に香油が振りかけられると泉の腰が切なげに揺れた。その香油を塗り広げるように、翡翠の指が蕾を撫でる。何度も何度もゆっくり優しく翡翠の指は泉の蕾を辿る。
「やっ……ひすい……さま……だめっ……」
再び、泉の前に手が回り、するりと泉自身を握られて、そちらに意識が向いたのと翡翠の指が泉の体内に滑り込んだのが同時だった。
入り口で蠢く指に泉は息を止める。
翡翠は指で壁を押し、隙間に香油を流し込んだ。泉が身体に力を入れているので、香油の大半は溢れて外へと流れ落ちる。
「泉、息を吐け」
呆れたような声で言われ、どうしていいか、何をされているかわからない泉はゆっくり止めていた息を吐く。
「大きく吸って」
白くなった思考に翡翠の命ずる声だけが響き、泉は言われた通りに息を吸った。
「そう、いい子だ。もう一度」
ゆっくり泉が息を吐くと指が体内に侵入し、香油が壁を滑るのを感じた。
味わったことのない感覚に泉は叫ぶ。かすかな痛みとそれ以上に圧迫される苦しさで、泉は息を詰めた。それでも翡翠は指を奥へ奥へと進め、その合間に香油を流し込む。
「ひすい……さま。やめっ……こんなの……んっ」
奥まで入った指をくっと曲げられて、泉は息を詰める。中がいっぱいで苦しい。
「息を止めるな」
「……むり……です」
指を押したり引いたりし始めた翡翠は、勃ちあがっている泉を掴んだ。強く扱いて、指を先端で滑らせる。
「……んっ……ああっ」
前を攻められると内壁を擦られる指から意識が離れ、無意味な力み(りきみ)がなくなり、先ほどよりスムーズに指が挿出入される。
まるで、生きながら食されるための下ごしらえをされているようで、泉は背を戦慄かせ、強すぎる刺激に背をしならせた。
「どうだ?」
聞かれても喘ぎでしか返事ができない。泉は布団に額を押しつけて、左右に頭を振った。いつの間にか内壁を蠢く指は二本に増やされていて、壁を丹念に辿られる。指の腹がある場所を掠めると泉は悲鳴のような嬌声を上げた。身体が熱くなり、感じたことのない疼きが湧き、泉は緩やかに腰を振る。翡翠は泉が声を上げる個所に指を押しこむ。
「いやっ……やぁっ……ひすい……さっ……ああぁっ」
泉の腰が揺れ、啼き声が艶を帯びた。指が三本に増えたことすら泉には認識できず、じりじりと灼けつくような焦燥に身体を揺らめかせる。
「泉」
背中から掛けられた翡翠の声も甘く掠れて、艶めいている。肌を通して聞こえる声が、心地よいと霞む頭の隅で思った。
「お前を喰らうとしようか」
抜き差しされていた指が体内から去ると、翡翠に臀部を両手で捕らえられる。
これですべてから解放される……。
泉はうっすらと微笑みを浮かべた。生きながら食われる恐怖すら、溶けた思考とともにどこかへ消えた。
「いい声で啼け」
双丘を指で割り、さらに蕾を広げられ、泉は息を飲んだ。
指とは比べ物にならない質感をもったものが体内に侵入する。蕩かされた内壁が侵入したものを包み奥へと誘った。
圧迫が強くて苦しいのに、呼び込むように絡みつく泉の中に翡翠自身が収まった。
「あぁぁぁっ…………」
体内を犯す熱い肉棒に泉は吐息を散らし、それから歯を食いしばった。
「お前の中は熱い」
大きく息を吐き出して、満足げに翡翠は呟く。
「どうして……」
まるで、動物の雌雄のように後ろから犯されて、泉は力のない声で囁いた。
自分は雌ではないのに。牡同士で、何故?
「俺の花嫁にと、生きながら喰われるかと訊いた俺に同意したろう?」
すっかり奥まで自身を収めて、翡翠は愛おしげに泉の背を撫でた。それになにも答えない泉に苦く笑って、翡翠は言葉を継ぐ。
「お前の精を喰らう。いい声で啼いて、俺を楽しませて、お前が吐き出す精が俺の糧となる」
翡翠は腰を引き、半分ほど自身を引き抜くと再度奥まで、泉の体内に押し入った。
「ん……ああぁぁぁっ……」
食いしばっていた歯が割れ、掠れた甘い声が闇を震わせる。
これが喰われるということ。
何度も内壁をこすりあげる翡翠の硬く大きな肉棒に背筋を震わせながら泉は思う。
いままでに経験もしたことのない感覚が背筋を駆けあがり、白く霞んだ意識の中で火花が散る。下肢が痺れ、視界すら霞んで、翡翠から与えられる強い刺激に翻弄された。
ひっきりなしに艶めいた声が上がり、顎がのけ反った。
「いやっ……」
体内から翡翠が抜け出る感覚に、泉はやめてほしくないと声を上げる。
くるりと身体を反転させられ、仰向けにされると翡翠の肩に足を抱えられた。欲情で潤んだ瞳で泉は翡翠を見つめる。それに翡翠は優しく微笑った。
「お前の全てを俺のものに」
耳に心地のいい声で告げられ、「はい」と返事を返そうとしたところを貫かれた。
「はぁ……ああ……ん……」
意味のない喘ぎだけが口をつき、身体をしならせると翡翠は泉の白い首に噛みつくように口づける。喉を甘噛されて、再度、繰り返される挿出入に、泉はもう何も考えられない。この身体を満たすような、奪われるような感覚におかしくなってしまいそうだ。あまりに甘い自分の悲鳴に泉は口を手で覆い、その指を噛みしめる。
「口づけが欲しければそう言え」
顔を上げて、翡翠は泉の手を口から引きはがすと深く優しく口づける。小刻みな腰の動きと巧みな口づけに泉は溺れて行く。
だんだん早くなる翡翠の動きに泉の腰が浮き、下肢の痺れが腰へと上ってくるような感覚が泉を駆け抜けた。
「あぁっ……ひすい……さま」
「せん」
強く抱き締められて、泉は自らの精を解放する。朦朧とする意識の片隅で、さらに身体をゆすられ、体内に爆発するような迸りを感じた。そして、泉は意識を手放した。
関連記事


にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ

総もくじ 3kaku_s_L.png 天空国の守護者
総もくじ 3kaku_s_L.png 巡る季節と恋の順番
総もくじ 3kaku_s_L.png 山神の花嫁_昔話
総もくじ 3kaku_s_L.png おまけ番外編ショート
総もくじ 3kaku_s_L.png 蒼い闇の化身
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png はじめに
もくじ  3kaku_s_L.png リンク集
もくじ  3kaku_s_L.png Novel lists
もくじ  3kaku_s_L.png 奇跡の刻
もくじ  3kaku_s_L.png 平行線の恋
もくじ  3kaku_s_L.png 煉獄の恋
総もくじ  3kaku_s_L.png 天空国の守護者
総もくじ  3kaku_s_L.png 巡る季節と恋の順番
もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
総もくじ  3kaku_s_L.png 山神の花嫁_昔話
もくじ  3kaku_s_L.png 告白の向こうへ
もくじ  3kaku_s_L.png 空の月を恋う
総もくじ  3kaku_s_L.png おまけ番外編ショート
もくじ  3kaku_s_L.png 遠回りの片恋
もくじ  3kaku_s_L.png 腕の中の迷い猫
総もくじ  3kaku_s_L.png 蒼い闇の化身
  • 【山の神】へ
  • 【契約】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【山の神】へ
  • 【契約】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。