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 ←好きだって伝えたくて(1) →クリスマスに間に合わなかった・・・・・
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「おまけ番外編ショート」
告白の向こうへ―クリスマスSS

好きだって伝えたくて(2)

 ←好きだって伝えたくて(1) →クリスマスに間に合わなかった・・・・・
洗面台に置かれていたバスローブを羽織って実生は寝室の扉を開いた。
律人はベッドの上に仰向けに寝っころがって、腕を目の上に置いていた。長い手足を無防備に投げ出し、伸びた髪がシーツに散るさまに実生は一瞬、息を止めた。
律人はため息が出るくらいかっこいい。
人の役に立つものを作りたいのだと開発を希望し、そのために会社推薦の海外留学をしている律人だが、学生時代はかなり人気のあるモデルだった。実生も一度は、撮影現場を見たことがあるが、モデル業は律人にとって天職のように見えた。
やっぱりもったいない気もするなと思いながら、実生は律人が横たわるベッドに近づくと膝で乗り上げる。ぎしりと実生の体重でマットレスが沈んだ。実生は律人の隣にぺたりと座る。
律人は動かない。
寝ちゃったんだろうか。
不安になって、手を伸ばし、律人の髪をそっと撫でた。さらさらと指を通る髪の感触が気持ちいい。自分がネコっ毛だからか、手触りの良い髪が羨ましかった。
「律人」
小さく呼びかけても律人は身じろぎすらしない。胸が呼吸のために上下に動くだけだ。
どうしようと実生は思う。
律人は実生を欲しいと言ってくれたのに、拒んでしまったことを怒っているのだろうか。それで、もうどうでもよくなってしまったんだろうか。
当初はそれを狙っていたことも忘れて、実生は途方に暮れる。
待ってると言われてしまったためか、身体が熱かった。電話の後とは違って、声を聞いた後も律人はここにいて、こうして手を触れられる。離れ離れの時には、声を聞くと会いたくて抱きしめたくて、熱くなった身体を持て余して、自分で慰めるしかできなかった。
だが、今は……。
実生はごくりと喉を鳴らした。
膝で立って、律人ににじり寄った。
会ったばかりなのに早急に身体を求めた律人をやっぱり笑えない。実生も夜までなんて待てやしなかった。
律人の身体を膝でまたぐと実生は律人の腹の上に座り、上体を倒した。
目を覆っている腕にそっと口づけを落とし、律人のシャツに手をかける。
足の間にある身体がびくっと震え、律人は腕を目の上から退けると実生をまっすぐに見つめた。
「実生……」
律人と視線を合わせて、彼の瞳に自分が映っているのが見えた。緊張した顔をしている実生が、律人の瞳の真ん中で揺れている。
溢れるような想いの塊が胸の奥からせりあがってきて、実生は一度、喉をぐっと鳴らした。喉が詰まり、声がでない。
言わなきゃ。そのためにもここまで来たんだから。
でも焦れば焦るほど、喉を圧迫した塊がつっかかって、言葉がでない。
目を細めた律人がすっと右手を上げて、手のひらで実生の喉をしたからうえへと撫でた。途端、喉をふさいでいた塊がするりと解ける。
「律人っ。好き。大好き。律人。りつと」
途端、口から想いが飛び出して、律人を見つめながら、実生は何度も好きと繰り返した。こんな子供っぽい言い方しかできない自分が歯がゆいが、胸の奥から湧いてくる衝動に勝てなかった。
驚いたのだろう律人は目を見開いて実生を凝視し、腕を伸ばしてきたかと思うと実生を抱きしめた。骨がきしむほど強く抱かれ、そのまま上下を入れ替えられた。
貪るように唇を重ねられる。強く押し付けられた唇からあらわれた舌が、早く迎え入れろと唇の間を舐める。それにそそのかされるように口を開けるとすかさず律人の舌が飛び込んできた。
「……んっ……」
口の奥まで舌を差し込まれ、舌の上をザラリと舐められて、実生は腰がじんと痺れる。
もっとと言うように奥へと舌を伸ばされると苦しくて、でも甘くて、実生は吐息を漏らす。
律人が顔の角度を変えて、さらに口づけを深める。舌でくまなく口腔内をたどられ、口の中にたまった唾液をかき混ぜられた。
「ううっ……」
鼻で呼吸を逃がしても口の中を蹂躙されて、実生の息が上がってくる。律人の舌は力強くて、荒々しく舌を絡ませられると陶然としてきた。
瞑っていた瞳を開けると焦点が合わない近さで、律人の瞳が見えた。
「実生」
ゆっくりと名残惜しそうに、離れていく唇がてらてらと光る。
「誘ってるのか?」
瞳から目をそらさずに、律人は先ほどと同じ言葉を繰り返した。実生はふわふわとする感覚の中で、それでもはっきりと頷いた。
「あー。おまえって……」
律人が片手で前髪をかきあげた。うっとりとするほどの色気にあてられて、実生は律人から目が離せない。
「煽ったら我慢しないって言ったよな」
覚えてるかと唇をぺろりとなめて、律人が片側の口端を器用にあげた。実生の鼓動がさらに早くなる。
「し、しないでいい」
掠れた声で告げると、眉根をギュッと寄せて、律人がいきなり覆いかぶさった。喉元に歯を立てられて、実生は背をしならせた。
バスローブの合わせ目から両手を差し入れられ、肩から滑らされる。
「おまえって、ほんとに……」
実生の肩を大きな手のひらで辿って、首筋にあてた唇を鎖骨まで滑らされ、くすぐったくて実生は身を捩った。
「実生の肌、綺麗で熱い」
首元で囁くから、息が肌に触れて、ひくんと身体が跳ねた。鎖骨を甘噛みされ、身体のラインを撫でた手が、バスローブの裾を割って、侵入してくる。
大腿部から内腿のやわらかい肌へと手が滑って、おもわず、ぎゅっと膝を閉じた。
手を腿に挟むような格好になってしまって、肌で律人の指の関節を感じ、そんな刺激ですら、背をざわめかせる。身体の内側が熱せられて、身体の中央から徐々に熱が蓄積していく。
「……っんあっ」
はだけた胸元へ唇をおとされ、さわさわと胸の中心を唇で撫でられて、実生は声を上げる。
「あいかわらず感じやすいな。まだなにもしてないぜ」
唇をつけたままくすくすと笑われて、それにすら腰が揺れた。
「やっ」
首を左右に振ると、ますます笑われ、口を開いた律人は実生の固くしこった先端を舌先でくじく。
「あっ……」
背が浮いた拍子に足の間に隙間ができたのか、律人の不埒な手が内腿を上へとたどる。表面をひっかくようなもどかしい快楽が、実生の体内に熱を生む。それがじれったくて、それでも触れられれば、身体の中にざわざわとした感触がうまれて、気持ちがいいのに苦しい。もっと強い刺激が欲しくて、腰が揺れた。
「りつ……とぉ」
甘ったれた声がでて、自分でもぎょっとする。
「どうした?」
下肢の際どいところを指で撫でながら、律人が顔を上げた。瞳が意地悪気に瞬いている。
こういう表情をしているときは、律人は性質が悪い。
「律人」
さっきよりはっきり名を呼ぶと、顔を伏せて、律人は胸にかるく歯を立てて引っ張った。
「ん……あぁ。やぁ」
首を横に振るも身体が勝手に跳ねるのは止められない。噛んでは舐めて、引っ張ってはくじいての繰り返しに、実生は息が上がり、呼吸をするのすら辛いほどだ。
「どうした、実生?どうしてほしい?」
はぁはぁと荒い息をこぼして、頭をそらしながら、律人が実生にねだってほしがっているんだと思う。
でも、まだ、実生の理性もそこまで溶けてなくて、直接的に答えるのは難しい。それに、触ってと言ってもきっとどこをと問い返されて、また口を閉じるのがおちだ。
実生は耐えられなくて、そっと自分の手をそこへとのばす。下着はつけるなと言われたから、バスローブを直接押し上げているのは、実生自身だ。
そこに指をからめて、思いっきり擦りたいと思って動かした手はあっさり、律人の右手に遮られ、ベッドに顔の脇で縫い付けられてしまう。
「離して」
「自分でするのは反則。3か月ぶりなんだからな。実生を触っていいのは俺だけ」
「なっ……」
あまりの言葉に耳まで朱に染めて、実生は律人を睨んだ。
「そんな顔しても逆効果だから。ほら、早く言わないとずっとこのまんまだ」
俺は実生の肌を愛するから全然かまわないけどなと付け加えて、律人が耳朶を噛んだ。
「律人のバカ。エロ魔人」
首を振って、律人の唇から逃れる。
律人は手を胸に滑らせると指先でかりかりと胸の突起を引っ掻いた。
「あっ……んぁ……」
身体に力が入り、頭が後ろにのけぞった。背が反って、ベッドから浮く。弱いところを攻められて、下肢にたまった熱が渦巻く。でも、上り詰めるには足りなくて、もどかしい。律人は実生が口にしない限り、直接、実生を触る気はないらしく、片側の乳首を舌で舐め、反対側を爪先で軽く引っかいて摘まんで、好きにいたぶる。実生は目尻に涙をためて、身
を捩った。こんなことをずっと続けられたら、達くに達けなくて、おかしくなりそうだ。
「さ、触って……おねが……やっ……もう」
恥ずかしさよりもどかしさが勝って、実生は懇願を口にした。
「実生。じゃあ、触りやすいように膝立てて」
甘く唆されるまま実生は足を手前に引いて両膝を立てた。
「そう。そのまま、左右に倒して」
「りつと」
優しく微笑んでいる律人を見つめながら、実生は素直にその言葉に従う。そこまですると思わなかったのか律人が驚きに目を瞠って、それから甘く蕩けるように微笑んだ。
「実生。可愛い」
じっと上から見下ろされて、実生は自分の恥ずかしい格好にいたたまれなくて、頬を染めたまま顔を背けた。
「きれいだ」
視線で肌を撫でるように律人は実生を見て、すっと身体を下に下げた。
「……あぁっ」
温かく濡れた感触に、実生自身の先端を舐められたのだと実生は身体を震わせた。
「閉じちゃだめだ。そのままでいて」
足を閉じようとしたのを手で阻まれて、実生はいやいやと首を振る。
律人は大きく舌を出して、実生自身を根元から上まで舐めあげた。
「んっ」
反射的に閉じそうになる足に力を入れて、実生は我慢する。律人は片手を膝から離して、実生自身の根元に指を絡めた。先端の張り出しているところをぐるりと舐められて、ぱくんと口に咥えられた。律人の口の中は熱く濡れていて、気持ちがいい。律人の喉の奥に先端が当たると律人は口で実生を扱きだす。実生は快感に溺れそうになり、手を伸ばして、律人の髪に指を絡めた。
「はぁっ……んっ……」
頭の中を星が飛ぶ。いきなり与えられた欲しい刺激が強すぎて、ついていかない。思考が白濁し、律人の舌と指しか感じられない。
「りつと……あぁっ。いいっ」
自身がぐんと嵩をまし、高みにいきなり押し上げられた。
「あ。あぁ……ん」
舌を絡めたまま、何度も律人の口が上下する。強く弱く、締め付けられるのがたまらない。喉の奥が先端を絞ると嬌声が口からこぼれた。
溢れた唾液が幹を伝わり、谷間をしとどに濡らす。呼吸がはやくなり、頂上が見えて、実生は掴んだ律人の髪をひっぱった。このままだと律人の口に放ってしまう。
「や。りつと……離して。出ちゃ……」
だが、律人はきつく実生を食んだまま離さない。達けよとばかり、扱かれた。
「だ……めっ」
きんと耳鳴りがした。頭が白くなり、ぐっと実生は目を閉じた。くらりと世界が歪む。
律人の口で達してしまい、実生は浮かせた腰をベッドに下ろした。こめかみがどくどくと音を立て、何度も浅い呼吸を繰り返す。
「よかった?」
くすりと笑われて、実生はそっと目を開ける。まだ、白く霞む視界に唇を舐める律人が見えた。
実生は小さくうなずく。息がはずんで、声が出なかった。
「実生、まだ、終わりじゃない」
開いたままの膝をぐっと持ち上げられて、秘められた後蕾をさらけ出される。
「り、律人」
「欲しいだろ?」
指で蕾をくすぐられて、小さく蕾が開いて閉じた。
「可愛い」
律人はベッドに転がしておいたのか、ローションを手に取って指に絡め、実生の蕾を柔々と押し込む。
「んっ」
「息を詰めるな」
律人の指に実生の後蕾はすぐに快楽を思い出した。ここ3か月は使っていないところだ。律人に自分でするときには弄っておけと言われたけど、怖くてできなかった。一度、やってみたけど、律人の指がくれるような感覚は湧いてこなかったのだ。
「狭い。ちょっと辛いかもしれない」
ごめんなと律人は実生の中に指を1本滑り込ませる。息を吐こうと努力するが、うまくいかずに、呼吸を止めてしまう。指は円を描きながら、ゆっくりと奥まで入ってくる。圧迫感がすごくて、実生は身体が強ばった。
「痛くはしないから、力抜けって」
探る指先がある一点を掠ると実生は身体を跳ねあげた。
「はあっん」
甘ったるい声が上がり、実生は首を横に振る。だが、律人は見つけたとばかり執拗にそこを攻めた。何度も指先で押し込まれ、引っ掻かれると中の襞が律人の指に絡みつく。
身体が律人が与えてくれる官能を記憶の隅から呼び起こした。欲を吐きだして落ち着いたはずの実生自身がぐっと頭を擡げた。
「すごいな、吸い付いてくる」
「言うな」
ローションを足されて、指が増え、くちゅくちゅと水音がしだすと実生の腰が前後に揺れた。腰の奥が熱くて、溶けてしまいそうだ。
「すごいエロいぜ、実生」
興奮した律人の声がして、指がさらにたされた。やわらかくなった壁に指ではごつごつしすぎて、もっと違うものが欲しくなる。
熱くてすべらかなのに、硬いもの。律人のものを思い出したら、中がきゅうっと収縮した。
「ああ、もう、我慢できない」
膝を両腕に抱えあげられて、尻がシーツから浮いた。入口に熱い切っ先を当てられて、実生はうっとりと律人を見上げた。
「いいよ。きて」
「ああ。だから煽るなって。加減がきかなくなるだろう」
それでも律人は一気に奥まで入れるようなことはせず、ゆっくりと腰を進めてくる。先端が潜るまで、いつも辛いが、通ってしまえば、実生の内壁が奥へ奥へと律人をいざなった。
「実生のなかは熱い」
それは律人のほうだと実生は思う。気持ちよさそうな律人の吐息に、自分で感じてくれることに実生は嬉しさを覚えた。
奥の奥まで全部納めて、律人は一度動きを止めた。
「実生。つらくないか?」
実生は首を横に振る。実生の中をいっぱいに埋める律人の質感を幸せだと感じこそすれ、辛さなんてみじんも感じない。圧迫感は半端なかったが、痛みもなかった。
「動くぞ」
律人がゆっくり腰を回して、実生は切っ先が当たるところが変わるたびに声を上げた。
「くっ。すごい。絞られる」
律人が喉を鳴らすのに、実生は自分に挑みかかっている律人を見た。欲を含んだ眼差しは熱く濡れていて、額の生え際にうっすらと汗が光る。
かっこいいな。
そう思うと実生の中がさらにうねった。
「ちょっと待て。実生」
きつく眉根を寄せて、律人が動きを止め、悔しそうに実生を見つめる。
「っく。持って行かれそうになった」
おまえ凄すぎとか言いながら、律人の動きが激しさを増す。大きくグラインドされて、実生はあまりの刺激に悲鳴を上げる。
「あ。ああっ……やぁっ……」
中を擦られて、襞をめくられて、息が止まりそうなほどの快感に実生は手に触ったシーツをきつく握りこむ。逃げをうつ腰をとられて、引きずり戻される。
「ああっ」
背をしならせると、当たるところが変わって瞼の裏が白く染まった。
「俺に抱きついて」
囁きとともに、後頭部に手を添えられ、実生は必死に腕を伸ばして律人の肩を掴んだ。反動で身体を引き起こされ、律人の膝をまたぐように座らされる。
「ひっ」
深く貫かれて、実生は喉を鳴らした。身体がばらばらになってしまいそうだ。
「実生が動いて」
律人にそそのかされなくても腰が円を描くように揺れる。中が実生の意思と関係なく、うねる。
「やっ……これ、へん……勝手になかが……やっ」
「すごいぜ、実生。俺に絡みついて締めつけてくる」
余裕そうな律人の声が癪に障る。実生はいっぱいいっぱいなのに。
そう思って、実生は膝で立って腰を浮かしてから、すとんと落とした。
「うっ」
律人が唸りを上げて、実生は満足気に微笑む。うれしくて、もう一度と腰を上げて律人を引き抜き、腰を落とす。脳天まで貫かれるようなしびれが体中を巡って、実生は喉をのけぞらせて大きく息をはいた。
頭がくらくらする。律人でなにもかもが満たされて、あんなに寂しかったのが嘘みたいだ。
「実生。おまえ、ほんとにエロすぎ」
幾度が繰り返すと律人が実生の腰を両手でぐっと押さえてきた。
「もう手加減できないからな」
腰を固定されたまま、下から律人ががんがん突き上げ始めて、実生は声を上げて、背をしならせた。中をぐちゃぐちゃにかき回されて、いいところを抉られて、何度も瞼の裏を星が舞う。
されるがまま揺さぶられて、実生は身体に力を入れた。我慢できない。律人との身体の間で揺れていた実生自身がぐっとふくらみはじけた。顎にまで欲の飛沫が飛ぶ。
後ろも律人を締めつけたのか、熱い奔流を身体の奥に叩きつけられたのを感じた。
律人は本当にどこまでも熱い……。
頭の中が白く焼き切れて、実生は上体を律人へと倒す。顎が律人の肩にのり、律人に背をぎゅっと抱き寄せられた。びくびくと震える律人自身を遠くに感じながら、実生は意識を飛ばした。

くしゃくしゃと頭を撫でられる感触で、意識が浮上した。
頬に触れる温もりが心地よくて、身体を摺り寄せる。久しぶりにいい夢を見た。律人に抱かれて眠る夢。
夢の中でも律人は艶っぽくて意地悪だったけど。
「実生」
低く甘い声すら聞こえて、まだ夢の中かなと思い、このまましばらく醒めないでと願う。
「実生」
もう一度、声が聞こえて、実生はそっと頭を動かした。頬が触れた厚い胸板から喉のライン、そして心配そうな瞳と出会う。
「りつと」
「目が覚めた?ちょっと無理させた。ごめん」
目が合うとすまなそうに律人の瞳が伏せられた。
実生は自分を抱きしめる腕が、目の前にいる律人が夢でないことを思い出した。
そうだ、自分は今朝、ロスについて、律人に出会った。
「無理してない」
離れたくなくて、さらに身体を密着させると頭上から苦笑が降りてくる。
「あんまりくっつくな。また我慢がきかなくなる」
そう言い.ながらも腰に回した手に力が入って、実生はくすくすと笑った。
「律人も寂しかった」
「当たり前だろ。2年越しでやっと手に入れた恋人だっていうのに、あっという間に離れ離れで。自分で決めたことなのにな。情けないよ」
胸に抱き込まれて、触れ合った肌にお互いの熱が移る。足まで絡めてもう離れないとぴったりと寄り添う。
「ほんとはさ、おまえに見せたい場所とかたくさんあってさ。ショッピングモールに立つすごいでかいクリスマスツリーとか、ロスの夜景とかさ。クリスマスイブなんだから、二人でいろいろ見て回ろうとか思ってたんだ。地図も買ったし、ネットで調べものもした。でも、駄目だな」
律人は実生の髪を指で梳いた。
「おまえの顔見たら、もう、実生を確かめることしか頭になくて。実生を感じていたいってさ」
この休み、部屋から出してやれないかもと言われて、実生は律人の背に腕を回し、ぎゅっと抱きついた。
「いいよ。律人と一緒にいたい。たくさん話をしたり、抱き合ったりしよう」
おなじくらい強く抱きしめ返してくれた律人がくつくつ笑う。
「まったく、おまえは……。煽るなよ。壊してしまいそうだ」
切なげに囁かれ、実生は顔を上げた。見下ろす律人と瞳があった。顎を上げて、うっすらと唇を開いて実生は目を閉じる。
律人の顔が近づいて、ゆっくりと唇が重なった。啄むように何度もついては離れて、実生は小さく吐息を漏らす。
「好き、律人……」
息とともに言葉をのせると甘くかすれた声が律人に届く。
「実生。俺も好きだ」
律人は顔に角度をつけて、深く唇をあわせた。身体のどこもぴったりと合って、離れていた時の切なさを溶かしていく。
二人は飽くことなく、口づけを交わした。



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