スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←第13章 休暇 →第14章 休暇最後の夜(2)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ

もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png はじめに
もくじ  3kaku_s_L.png リンク集
もくじ  3kaku_s_L.png Novel lists
もくじ  3kaku_s_L.png 奇跡の刻
もくじ  3kaku_s_L.png 平行線の恋
もくじ  3kaku_s_L.png 煉獄の恋
総もくじ  3kaku_s_L.png 天空国の守護者
総もくじ  3kaku_s_L.png 巡る季節と恋の順番
もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
総もくじ  3kaku_s_L.png 山神の花嫁_昔話
もくじ  3kaku_s_L.png 告白の向こうへ
もくじ  3kaku_s_L.png 空の月を恋う
総もくじ  3kaku_s_L.png おまけ番外編ショート
もくじ  3kaku_s_L.png 遠回りの片恋
もくじ  3kaku_s_L.png 腕の中の迷い猫
総もくじ  3kaku_s_L.png 蒼い闇の化身
  • 【第13章 休暇】へ
  • 【第14章 休暇最後の夜(2)】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

煉獄の恋

第14章 休暇最後の夜(1)

 ←第13章 休暇 →第14章 休暇最後の夜(2)
神栖が寝室に入ると聖は窓に立って外を眺めていた。ここに来てから、聖はよくそうやって窓の外を見ている。
「また、雪を見ているのか」
後ろから声を掛けても振り向かずに、聖は空を見上げた。
「雪が、降ってきた」
その声に聖に近づくが、神栖からは窓に映る聖しか見えない。
「明日の帰り道、大丈夫かな」
心配げな聖を後ろからそっと抱き締める。
「大丈夫だろう。凍る前にここをでれば。あれでもタイヤはスタッドレスだ」
聖の髪や首筋からシャンプーとボディーソープの香りが立ち上る。同じものを使ったはずなのに、聖から香るとひどく甘く思えるから不思議だ。
白く細い首筋に後ろからキスを落とす。ビクリと腕の中の身体が震え、聖が瞳を閉じる気配がした。
長いと思っていた休暇はあっという間で、今夜はここで過ごす最後の夜だ。
今夜も眠らせてやれないな。
聖を求めて止まない神栖は心の中で呟く。それでも、今夜は聖も文句は言わないだろう。
首筋に唇を這わせて、シャツの上を身体の線をたどるようにゆっくりと掌を滑らせた。
「ああっ……」
吐息とともに頭をのけぞらせて、神栖の肩に聖は後頭部をもたせ掛けた。
晒された白い喉に軽く歯を立てると、聖は頭を左右に振る。
シャツの上を滑っていた掌は、裾から忍び込ませて素肌へと移動した。
熱い掌で聖の肌を味わいながら上へと移動し、胸の突起をとらえる。
「やっ……ぁあ」
指でつまんでもみしだき、それから指の腹で押す。それだけで、芯が通ったように硬くなった。
それを丹念に指の腹で擦る。ピクリと聖の身体が跳ねた。顔を上げると窓が鏡のようになっていて、聖が映っているのが見えた。目元を桜色に染め、硬く目を瞑り、身体の奥から湧いてくる疼きに耐えているようだ。
綺麗だ。
愛しさと切なさが押し寄せて、神栖は聖を背後から抱き締めた。
「輝さん……?」
瞳を開けて、肩口に後ろから顔を埋めていた神栖を聖が怪訝そうに呼んだ。潤んだ瞳、薄く開いた口元、肌に黒髪が影を落として、えも言われぬ艶をはらんでいる。
綺麗だと思いながら、神栖は胸から手を下へと滑らせて、パジャマのズボンに差し入れた。聖自身に長い指が絡ませ握ると、聖の腰が後ろに引けた。反動で顎が上がって、気持ちよさそうに大きく息をはいた聖は、窓に視線を送って動きを止めた。
「!?」
腕の中の聖は身体を強ばらせた。大きく目を見開いている。どうしたのかと聖をうかがうが、神栖は手の中にとらえた聖自身は離さずに指で裏筋をたどり、先端まで滑らせた指で円を描くように撫でた。それだけで、聖自身から蜜があふれ、神栖の指を濡らした。まだ、何もしていないのに身体を熱くしている聖に喜びが湧き上がってくる。
「やっ…はなして…」
だが、耳を打った言葉といきなり神栖の腕から逃れようと暴れ出した聖に神栖は驚いた。
「どうした?」
逃がさないと抱き締める左腕に力をこめ、右手はさらに聖自身に絡みつかせて、神栖は聖の耳たぶを甘噛みしながら囁いた。
「はぁっ……。やっ……こんなの」
目を閉じ、聖は頭を左右に振った。抱きしめられた神栖の腕を引きはがそうと手をかける聖に、神栖は窓に視線を投げて映る影を見た。後ろから神栖に抱きしめられた聖は、熱で浮かされたように潤ませた瞳をきつく閉じて首を横に振っている。頬が上気して、まるでキスを強請っているように唇が微かに開いていて、扇情的だと思いながらも、神栖は聖が何を嫌がっているかに気付いた。
「綺麗だ」
耳に息を吹きかけるように囁くと困惑したように聖は瞳を開けた。
「俺、いつもこんな……」
唖然と自分の顔を見つめる聖の頬に唇を落して、神栖は笑った。
「乱れるともっと綺麗だ。淫靡で妖艶で」
「やめてくれ。輝さん……ベッドへ」
耳元の囁きは恥ずかしさに拍車をかけたのか、ここでは嫌だと言外に告げる聖に、神栖は微笑んだ。ちょっと悪戯心が湧いたからだ。
「駄目。ここだと後ろからでもお前の表情が見える」
「輝さん!」
抗議は、胸の突起を掠めた指と聖自身を掴み上げ、扱くことで封じた。
「はぁぁっ」
あまりの刺激に聖は背をしならせる。晒された首筋に神栖は唇を落とした。
聖の身体がビクリと跳ね、吐息が唇から洩れる。扱いた聖自身は大きさを増し、すでに屹立した先が反っている。絶えず先端から溢れる液が滑りをよくする。
足に力が入らなくなったらしく、バランスを崩した聖は腕を突き出した。掌が窓に当たり、身体を支える。冷え切った窓は冷たいだろうにすがるように窓ガラスを掴もうとしていた。
神栖はあいている手で、聖のズボンを下着と一緒に引き下ろし、そのまま膝で押し下げるとゆったりとしたズボンは床に落ちる。
両足の間に膝を割りこませ、足を開くように促す。
膝で内腿を擦りあげられるのさえ感じたらしく、聖は身じろいだ。
聖を掴んでいる手を離して、腰を後ろに引き、腕を窓に突っ張って腰を突き出す姿勢を取らせた。聖の頬が朱に染まる。
神栖は自分の着ていたバスローブの紐を落とした。
「輝さん……」
後ろに不安そうな視線を流す聖に大丈夫と瞳で答える。
足の間から腕を入れて、再び聖自身を掴む。腕が双丘の割れ目に当たったのがよかったのか腰が揺らめいた。
「聖、前見て」
聖は首を横に振って拒絶を示す。感じている自分なんて見たくないらしい。
「聖」
それでも自分に抱かれるところを見てほしくて、神栖は握った手をわざと動かすのをやめ、神栖は聖の名を呼ぶ。身体の熱に焦れたのか、それとも神栖の願いをかなえる気になったのか聖は目を開けた。窓に映る神栖の瞳と聖の視線が絡んだ。
「誘って」
窓に映った聖と瞳を合わせたまま、神栖は低く甘い声で囁くと、聖は焦れて腰を揺らめかす。それすら聖にしてみれば大きな進歩だが、神栖はもっと聖を乱れさせたかった。
「言葉で俺を煽って」
どうしてそんな意地悪を言うのだと、顔を歪めた聖は身体を震わす。
神栖は聖に見えるように自分の指を舐めはじめた。人差し指、中指と丹念に、口の外に出した舌で辿る。自分が咥えられているわけでもないのに、神栖の淫らな舌の動きがまるで自分の上にあるように思えたのか、聖はゾクリと身を震わせた。
「……俺を」
消え入りそうな声で聖はねだる言葉を口にする。よくきこえなくて、神栖は片手で聖自身をただ握って、窓に映った聖を見て反対の手の指を舌を出して舐めた。
「輝さん……早く、焦らさないで」
何をどうしていいかわからないが、身体は早く早くと急き立てるのか、聖には珍しく積極的に言葉をくれて、神栖は満足げに微笑んだ。
聖を握っていた指を離して、腰を支えると神栖は舐めていた指を聖の蕾に押し当てる。
「あっんっ……」
ひくつく蕾を割って指が中へと滑りこませる。
ここ何日かですっかり受け入れることに慣れた身体はすんなりと指を奥まで通す。神栖はその指を抜き差ししながら2本、3本と増やしていく。中をばらばらな動きでかき回すと、指先が最も感じるところを掠めたのか聖の口から嬌声が上がる。
「ああっ……や……。んっ……そこ」
息が上がり、言葉だか悲鳴だか吐息だかわからない音が聖の喉を震わす。
腰を捩り、背を反らす。可愛い反応に、神栖はますます指の出し入れを速めた。
「ゆび……いやだ……」
左右に首を振って、聖は大きく息を吐く。
「聖、可愛い」
耳に吹き込まれる吐息にすら感じるのか、聖は顔を横に振った。
「輝、輝が欲しい」
だんだん思考が溶けだしているようだ。神栖の体温を背中に感じたのか、はやくほしいと聖が腰を神栖に擦りつけた。
「まだ、もう少し」
神栖は指を聖の中でうごめかし、不規則な動きに内壁が指に絡まるのを楽しんでいた。
聖の中は熱く潤んでいて、窓に映った感じている表情が艶めかしく、ぞくぞくする。自分の指先が体温が、聖を悦ばしているかと思うと、ますます愛しさが湧いて、めちゃくちゃにしてしまいたくなる。
「じん……して。……もう……」
可愛いねだり声に神栖は、口端を上げた。自分の腕の中ではとことん淫らになってほしい。どんな聖もきれいでかわいくて、すべてを喰らいつくしてしまいたい。そう思いながら、神栖は指を抜いた。神栖自身も聖に煽られて、すでに硬く猛っている。はやくその身に自身を埋め込んでしまいたいと願っていたのは、神栖も同じなのだ。それでもがっついて聖を傷つけることはしたくない。彼の望むまま、身体に自分を刻み込みたい。
聖の腰を両手で押さえると神栖は聖の蕾に自らのモノをあててゆっくりと進める。
熱い。
指で感じた以上に聖の中は熱くてきつい。神栖自身の先端が聖の蕾に消えると聖はゆっくりと息を吐き出し、こわばらせた身体の力を抜く。
熱くて硬い塊が聖の内壁を押し割って進んでいく。その圧迫感と存在感は指の比ではないらしく聖の腰が揺れた。
「ああぁぁぁ……。じん……」
背を快楽が駆け抜けたのか聖は身体をしならせて頭を左右に振る。
圧迫感に辛くないわけはないのに、聖はうっすらと微笑んでいた。中を神栖自身で満たされて幸福だとでもいうように。
全部神栖を呑み込んだ聖を神栖は後ろから抱きしめた。この可愛い男は全部自分のものだ。
「聖。自分の顔を見て」
理性も自制も半分溶けかかっている状態では、神栖の言葉に逆らう気にもならないらしく、聖は窓に映る自分をぼんやりと見つめた。
窓にはやけに色香の匂い立つような男が瞳をけぶらせている。さらに官能に溺れているようで、開いた口の紅さが淫靡だった。
「イクまで、お前がどんなに綺麗か自分でも見ておけ」
そしてそんな顔をさせているのが俺だと覚えていてほしい。そう思いながら、神栖はいきなり腰を動かし始めた。聖の内壁が神栖のものを引き留めてうごめく。やわやわと屹立を押し包まれて、神栖は気持ちよさに目を細めた。
「はぁあっ。やっ……ああぁ……」
神栖が抜き差しを繰り返すと絶え間なく啼き声があがり、背をしならせる。その声さえ甘味を持って感じられる。聖はどこまでもきれいでかわいい。
腰を支えながらも奥まで突くと、吐息と嬌声を上げ、それでも浅ましく神栖を咥えこんで離さない聖に神栖はぞくりと背を震わせた。瞳を上げれば、潤んだ瞳は焦点があわず、朦朧として、頬には朱が上り、唇に微笑みを刷いている聖が窓に映っている。ああ、やっぱり、聖は乱れると淫靡で妖艶だ。聖があまりにきれいで、神栖は口端を上げて微笑んだ。
「聖」
突き上げながら名を呼ぶと聖が吐息をこぼす。可愛くて愛しくてどうにかなってしまいそうだ。
身体が揺れるたび、聖の髪が乾いた音を立てる。突き上げた途端、ぐっと締め付けられて、神栖も小さく呻いた。
「輝」
聖の瞳が窓に映った神栖を見ていた。夢中で聖の中を後ろから貫く男を聖はどう思っただろう。聖の中がきゅっと収縮して、自身を締めつけられると、持って行かれそうになり、神栖が形の良い眉をひそめた。
自分でも聖を感じて恍惚とした表情をしている自覚はあるが、それを聖がどう思うかが少し心配だった。神栖にとっては、聖のどこもかしこも好ましいが、聖にとってもそうとは限らないのだから。
「輝……」
聖が甘い声で神栖を呼ぶ。神栖に抱かれる自分を見て興奮したらしい聖が、自分からも腰を動かしだして、神栖は息を詰めた。
「あぁ……もっと……じん」
激しくしてと、もっと奥まで輝を感じたいと、聖は神栖の名を呼ぶ。その声に、仕草に心が熱くなった。自分が聖を求めているのと同じように、聖も自分を欲してくれていることを感じる。これを確認したくて、自分は聖を抱くのかもしれない。
「聖」
熱に浮かされたような聖の声に神栖はさらに動きに激しくし、できるだけ奥まで聖を貫く。感じるところを神栖自身が擦りあげると、聖自身も極限まで張りつめて、腹の方へとそりかえる。
「も……う……だめ」
首を左右に振り、聖は吐息混じりの声で訴えた。
「いいぜ、イケよ」
壮絶な色気をはらむ聖に低く甘く囁くなり、さらに動きを激しくしてやると聖は声を上げて、首を左右に振る。
「あぁぁっ……やぁ……」
瞳を大きく見開いて、聖は動きを止めた。聖の中がうねるのを感じるのと同時に、聖の下腹がけいれんし、聖は自身を解き放つ。
「聖……はっ。くっ……」
聖の中がうねって締まり、急速に快感が最後の坂をのぼって、神栖も身体をのけぞらせた。衝動のまま聖の中に熱いものを放ち、奥まで汚した。
そのまま、聖の背を抱き締めて、神栖は何度も身体を跳ねさせる。そのたびに熱い飛沫が聖に注がれた。
しばらく荒い息をはき、腰にまわした熱い腕で聖を抱きしめた。聖の激しい鼓動が腕を通して感じられ、じわじわと胸に温かく幸せな感覚が満ちてくる。ずっとこうしていたいような気もしたが、聖の顔が見たくて身体を起こすと神栖はそっと自身を引き抜いた。崩れ落ちそうな聖を片手で支えてやる。聖はゆっくり身を起こし、反転させると神栖の肩に手を置いて胸に倒れ込んできた。それをぎゅっと抱きしめる。
「聖」
「もう、力が入らない」
抱き締めて、神栖は聖の頭を撫でた。
手で弾力のある絹糸のような髪を梳き、神栖はしばらくその感触を楽しんでいた。聖は神栖の胸にもたれたままじっとしている。
しばらく二人はお互いの体温を確かめ合ったまま抱き締めあっていた。
「聖」
名を呼ぶと聖は顔をあげた。
見上げた顔が可愛くて、唇にかるく唇を重ねる。自分にとって聖はどこもかしこもよくて、神栖はまた、肌を重ねたくなる。
「聖、いいか?」
唇を重ねたまま伺いを立てると小さく聖が頷いて、神栖はそのまま聖の身体を持ち上げると背後のベッドにそっと放った。
関連記事


にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ

もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png はじめに
もくじ  3kaku_s_L.png リンク集
もくじ  3kaku_s_L.png Novel lists
もくじ  3kaku_s_L.png 奇跡の刻
もくじ  3kaku_s_L.png 平行線の恋
もくじ  3kaku_s_L.png 煉獄の恋
総もくじ  3kaku_s_L.png 天空国の守護者
総もくじ  3kaku_s_L.png 巡る季節と恋の順番
もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
総もくじ  3kaku_s_L.png 山神の花嫁_昔話
もくじ  3kaku_s_L.png 告白の向こうへ
もくじ  3kaku_s_L.png 空の月を恋う
総もくじ  3kaku_s_L.png おまけ番外編ショート
もくじ  3kaku_s_L.png 遠回りの片恋
もくじ  3kaku_s_L.png 腕の中の迷い猫
総もくじ  3kaku_s_L.png 蒼い闇の化身
  • 【第13章 休暇】へ
  • 【第14章 休暇最後の夜(2)】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【第13章 休暇】へ
  • 【第14章 休暇最後の夜(2)】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。