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「巡る季節と恋の順番」
夏の恋

1

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太陽が真上から照りつける。
真っ青な空には雲一つない。日光が辺り一面を焦がすように照らしていた。
普段、日に当たらない肌がじりじりと焼かれていくようだ。水着の上にTシャツを着ただけの格好なのに、暑い。
こめかみを流れる汗を美玖は腕で拭った。
海から渡る風が汗ばんだ肌を通り抜けていく。春よりも少し伸びた後ろ髪が揺れた。
「美玖」
船の舳先の方の甲板に立って、大型ボートが波をかき分けるたびにたつ白い泡を見ていた美玖は、頭上からの声に振り返った。
「隼也さん」
頭上の操舵席で一條隼也が笑っているのが見えた。切れ長の双眸が甘く笑んで、端正な顔が、艶めいている。
美玖もその笑みに微笑み返した。
やっととれた夏休み。
飲食店経営の一條と居酒屋勤務の美玖ではなかなか時間が合わない。美玖はゴールデンウィーク明けに少しまとまった休みを取ったが、一條は、結局、休めなかった。
温泉旅行に行けなかったことを一條はえらく気にしていた。もちろん美玖も残念だったのだが、仕事では仕方がない。
でも、一條はそう思わなかったらしい。
「そんなところに立っていると日に焼けるぞ。キャビンに入ったら」
一條の声に、美玖は首を横に振った。大型クルーザーに乗るのは初めてだ。こんな天気が良くて、風が気持ちいいのに部屋にはいってしまうなんてもったいない。
「大丈夫」
笑い返して美玖は目を細めた。水着の上にシャツを羽織って、舵を握っている一條はため息が出るくらいかっこいい。白の船体は日にきらきらと輝いて、エンジン音と波をかき分ける音が耳に心地よかった。
「それでも帽子をかぶるか、日焼け止めを塗るかしたほうがいい。この日差しを甘く見ると後で痛い目にあうぞ」
確かに、Tシャツを着ているとはいえ、露出している足だとか腕だとかは、じりじりと焼けている感じがする。あとで火ぶくれになったら嫌かもと美玖は庇の下に移動した。
「船を停泊したら、日焼け止めを塗ってやる」
屋根の下に入ってしまって、姿が見えなくなってしまった一條が笑いながら言うのが頭上から聞こえて、美玖は一人赤くなる。
日焼け止めを塗ってもらうのはいいけど、どうせそれではすまないだろうと思ったからだ。
この休みの調整は本当に大変だったらしく、一條と顔を合わせるのはそれこそ3週間ぶりだった。電話やメールは頻繁にくれたものの、直接会えなかったのだ。
触られたら絶対、それ以上を望んでしまう。
天井を振り仰いで、その上で操舵している一條を思い、美玖はそっとため息をついた。
一條は美玖の恋人だ。かっこよくて、優しくてなんでもできる男で、いまだに釣り合わないと美玖は思っている。
それでも好きだし、会いたいし、その腕に抱かれたい。
一條の熱い躰を思い出したら、かっと体温が上がって美玖は自分の両腕で自身を抱きしめた。
ばっ、ばっかみたいだ。ごぶさただからって……。
甘く腰の奥が疼いて、肌がざわめいた。急にその気になってしまった身体を持て余して、美玖は、キャビンの中に入った。
扉を開けると数段の段差があり、そこを降りると毛足の長い絨毯が敷かれていた。壁に沿うようにぐるりと革張りのソファがならび、その前に木製のローテーブル。舳先に近い方には、キッチンとダイニングテーブル。奥には上に上がる螺旋階段が見えた。寝室は中二階だ。
まるで、高級ホテルのスイートのような部屋。これだけ見たら船の中だって絶対わからないが、このエンジンの振動と波による揺れは、地上では味わえない。
美玖はソファに勢いよくダイブした。
革が冷たくて、気持ちがいい。体温を上げた身体が冷えてくるのがわかる。寒いくらいの冷房も美玖ののぼせた頭を冷やすには効果抜群だった。
「うー」
頬をソファの座面につけて、美玖は唸る。
こんなの変だから。
そりゃあ、この会えなかった3週間。一條の手を思い出しては、自分を慰めたことがないとは言わない。正直言えば、結構、そうやって一人寝をしのいだ。
だけど、今は本人がいて、美玖のために船を沖に出している最中で、それなのに、こんなところで身もだえしているなんて、それこそおかしい。
腰の奥がじんとうずいて、美玖は腿を擦り合わせた。
深呼吸しよう。
うつぶせで何度も息を吐いたり吸ったりする。頬を当てる場所を変えて、さらにひんやりとした感触に美玖は、身体の息をすべて吐き出した。
「美玖。着いたから泳げるぞ」
部屋に響いた一條の声に、美玖はぎくりと肩を震わせた。なんとか落ち着いてはきたけど、こんな自分を後ろめたく思う。
「どうした」
操縦デッキから、室内に直接降りてきたらしい一條はソファの上にだらしなく寝そべっている美玖に気付くと心配そうな声を上げた。
「具合悪いのか。船酔い?」
身体を起こす間もなく、ソファの側までやってこられてしまって、美玖は焦る。
「ち、違う。大丈夫。ちょっと暑くて涼んでただけ」
身を起こそうとしたところをとめられて、一條の手が伸びてくる。
「熱いな。やっぱり、少し熱中症なんじゃないか」
額に触れた大きな手のひらが気持ちがいいと思いながらも美玖は首を横に振った。
誤解だ。
「水分とったか?」
それにも首を振るとだめじゃないかと呟いて、一條が離れた。
奥のキッチンからフルーツのミックスジュースのパックを持ってきて、グラスに注ぐ。
「隼也さん、大丈夫だから」
身体を起こして立ち上がろうとすると、肩を押される。どさりとソファに座り込んでしまった。
「座ってろ。ほら、これ飲んで」
差し出されたグラスは冷たくて、中身のオレンジ色がきれいだった。言われるまま口をつけると甘くてさっぱりとした酸味が喉を滑り落ちて、ああ、喉が渇いていたんだなと今更ながらに思う。
「ありがとう」
呟いて、一條を下から見上げた。心配そうに眉を寄せていても一條は相変わらずかっこいい。長めの前髪をオフだからか下ろしていて、いつもより若く見える。しかし髪の間からのぞく二重の切れ長の双眸が、その容貌から甘さをそいでいた。テレビで見る俳優なんかよりずっと素敵だと美玖はグラスに口をつけながら、一條に見惚れた。
ついじっと下から見つめていると、すっと手が伸びてきて、美玖の頬を一條の手のひらが包んだ。それから、耳朶を指でつまみ、さらに喉を手のひらがすっと滑る。
「……んっ」
さっきよりは落ち着いたとはいえ、まだ身体がほてっている美玖にこの刺激は強かったらしい。見る見る間に頬に熱が上がってくる。
「やっぱり少し熱っぽいな」
「大丈夫」
だけど触らないでとはいえなかった。一條の指を手のひらを肌が望んでいることがわかっていたから。
美玖からグラスを受け取って、テーブルに置くと、一條は美玖の膝裏と背に腕を差し入れて抱き上げた。
「隼也さんっ」
焦る美玖を胸元に引き寄せて、一條は歩き出す。
「熱中症は甘く見ると怖いぞ。上で休んでた方がいい」
軽々と美玖を抱きながら、一條は中二階まで上がってしまった。標準男性よりは小柄で軽いとはいえ、それでも男なのに、こんなに簡単に運ばれてしまっていいんだろうか。
一條の力が強いといえばそれまでなんだろうが。
「だ、大丈夫だから」
寝台にそっと置かれて、そのままのしかかった一條が美玖と額を合わせる。
「大丈夫っていうけど、熱いぞ」
手のひらが背をたどり、首筋を撫で上げる。
「……ぁっ」
喉がのけぞって、さらに体温が上がった。
ダメだ。どうしよう。
「美玖?」
のしかかったままの一條が動きを止めた。
かっと頬が赤くなる。足が当たっているからきっと一條にもわかってしまったんだろう。
「うー」
恨めしげに一條を睨んで、美玖は身体を捩った。せっかく落ち着いてきたところだったのに、こんな風にべたべたされたら、体温が上がっても仕方がないじゃないか。
なんか、悔しくて恥ずかしくて、美玖は身体をひねって、一條の下から逃れようともがいた。
「美玖」
暴れ出した美玖をやすやすと抑え込んで、一條が美玖を抱きしめた。
「具合は?」
「悪くない。大丈夫だって言ってる……」
そこは誤解のないように、否定するが、とにかく離してほしい。恥ずかしくて、どうにかなりそうだ。一條の腕に手を置いてぐっと遠ざけるように押すが、びくともしない。
「頭痛は?吐き気は?」
次々に訊かれる質問に首を横に振る。
「じゃあ、少しくらい、いいか」
指で顎をとられ、視線を合わせてから一條は嬉しそうに口端を引き上げた。
「な、なにが」
ごまかそうと口を開くと唇が降りてきて、あっという間に口づけられる。
「……んっ……」
唇を合わせたと思ったら、一條の舌が忍び込んできて、美玖の舌を絡みとる。一條の舌も熱くて、美玖はめまいに似た酩酊感を味わった。
何度も絡めては吸われ、痛いくらいに締め付けられて、その甘さに酔う。
口にどちらのものかわからない唾液があふれて、喉がこくりと鳴った。
ぺろりと舌先で唇を舐められて、軽く歯を立てられると悩ましげな吐息が美玖の口から漏れた。
目をあわせられて、じっと見つめられて、美玖も潤んだ双眸で見返してしまう。やっぱりかっこいいなあとかすむ頭で思っていると、熱い手のひらがシャツを潜って、肌に触れた。
「あっ」
さわさわと横腹から撫で上げられて、美玖は背を浮かせた。するりと背に回った手のひらは、指先で触れるように素肌を張っていく。
「なに……?」
問うと悪戯っぽい視線が返ってきて、背を横切る手のひらを感じた途端、胸の小さな突起を親指が掠めた。
ひくんと背が跳ねた。
「やっ」
ばれているとは思ったけど、こんないきなり日の高い時間にと思うと恥ずかしい。
「だ、だめだって」
「なんで?」
「なんでって。だって泳ぐんでしょう?」
身を捩っても何度も胸の先を親指が行き来して息が切れる。
「んー。そんな風に肌を上気させて、誘っただろう?」
「ちがっ」
やけに嬉しそうな一條は、もう片方の胸の突起をシャツの上からひっかいた。
「ひんっ」
「だけどな、ここも立ってる」
一條の言葉にかっと頬が熱くなる。さらに、悪戯な指は布越しに胸の先端を引っ掻いて、むず痒いような感覚が美玖の腰を震わせた。
「ますます色っぽいな」
「隼也さんっ!」
咎めるもするりとシャツをめくられて、あっという間に上半身をあらわにすると一條は美玖の胸を舌で嬲った。
「はっ……あぁん」
むしゃぶりつくように吸われ、舌でくじられ、久しぶりの他者からの愛撫に身体はあっという間に快感を追い始めた。
わざと立てる音にすら煽られて、美玖の腰がゆれる。
「美玖はここを弄られるの好きだよな」
「やぁっ。咥えてしゃべらないで」
春に我慢をしないでと言ったからか、最近の一條はときどきこんな風にイジワルだ。それにすら煽られて感じてしまう自分は変態なんだろうかと美玖は不安に思う。
首を左右にふると、手が伸びてきて、片頬を包まれて止められる。
「好きだろう?」
そんなことを口にするのは恥ずかしくて、その上、変態ぽいと嫌われそうで、美玖はぎゅっと目を瞑って、口を閉じた。
「美玖。俺を見て」
困ったように囁かれて、その声音に恐る恐る瞼を上げて、一條に視線を移す。美玖の胸に顎をのせたまま上目づかいにこちらをみている一條は扇情的で艶っぽい。ふっと笑われて、美玖が見ているというのに、舌を伸ばして一條は美玖の胸の先端をちろりと舐めた。
身体の芯を痺れるような感覚が走る。いやらしいのに目が離せない。
美玖が見ているのをわかっていて、紅い舌をひらめかせて、何度も一條は美玖を舐めた。
ひくんと腰が揺れる。もう、とうに勃ちあがっていた美玖自身は、きっとはしたなくも蜜を溢れさせているだろう。
気持ちがいい。一條に触れられたところすべてが熱く敏感になっていく。
まだ、上半身を剥かれて、胸を舐められているだけなのに、どうにも引き返せない切羽詰った感じが湧いてきた。
「ああっ……もっとさわって」
強く吸われて、歯を立てられて、美玖は腰をゆらして叫んでいた。一條は苦笑をこぼしたらしく、息が濡れた胸に当たって、それすら感じた。
「煽るなっていつも言っているのに」
小さく呟かれた言葉は美玖のなかで意味をなさなかった。腰を捩って、続きをねだる。
水着を一気に下ろされて、床に放り出された。
「もう、こんなにして」
握られて、先端を親指で辿られるとぬるりと滑って、どれだけ濡れているかを思い知らされる。
それでも、直接の愛撫に頭が沸騰するくらいの感覚を味わう。
ずっと欲しかった。会いたくて、会えなくて、寂しくて。抱きしめたくて抱かれたくて、幾晩もの願いが膨れ上がる。
「隼也さん、欲しい。ぜんぶ」
口走ってから、急激に羞恥が湧いた。こんなことを言ったら一條に引かれてしまう。
「美玖」
ぎゅっと目を閉じると両腕できつく抱きしめられた。身体に回った一條の腕も熱い。あまりの強い抱擁に苦しくて唇を開くと、貪るような口づけが落ちてくる。どこもかしこももみくちゃに舌で嬲られて、くらくらした。唇が離れると、ぐっと内腿に手がかかり、横に引かれて、ありえないくらい足を広げられる。
立ち上がった美玖自身を舌で辿られ、キスでかすんだ頭の中をちかちかと火花が散った。
「はぁっ……ああっ……んっ」
ぬめりを纏った指が後蕾を円を描くようになぞり、ふにふにとなんども押され、それにすら過敏に身体が反応して、美玖は背をしならせる。
口に自身を含まれて、舌を絡められ、体内に入り込んだ指が中を蠢く。出入りを繰り返す指を知らず知らずに締め付け、そのたびに、一條がくぐもったうめき声を上げる。慣れた端から指を増やされ、襞をめくられて、美玖は腰を振った。
「んっ……あぁっ……」
嬌声と荒い息だけが口をついて、美玖は伸ばした手で一條を探した。指先に髪が触れ、やわらかく弾力のある感触に髪を撫でた。
久しぶりの快楽に身体が熱をさらに上げ、終わりを目指して走り出す。背を走るしびれの感覚が狭まり、下腹に力が入る。
あともう少しと言うことろで、後ろも前も刺激が消えた。
「ああっやだ。やめないで」
つい声に出したおねだりにくすりと笑い声が返り、両足を高く上げられた。
「可愛すぎておかしくなりそうだ」
甘い声が終わらないうちに、身体を一気に貫かれた。
「あああっ……」
散々、解された後蕾は難なく一條を飲み込み、快楽に走り出した身体が、貧欲に奥まで差し入れられた一條に絡みつく。
「すごいな」
一條の下生が美玖の双球をくすぐって、根元までつながっていることを美玖に知らしめる。
「ああっ」
熱くて、嬉しくて、美玖は後ろをきゅっと締める。
「しめるな。息を吐け」
「やっ」
離さないとさらに引き留めた美玖に、一條は眉間に皺を寄せる。よかったのか、それとも痛かったのか。
「これじゃ、うごけない」
言外にこのままでいいのかと問われて、美玖は慌てて大きく息を吐き出した。このまま繋がっていたいけど、溜まりに溜まってしまった熱だけはどうにか身体から抜いてしまいたい。
「いいこだ」
愛しげな声音が返り、いきなり抽挿が始まった。美玖の双丘を両手で揉みしだいて、左右に割ると、さらに奥まで突き入れられる。
「あぁっ……はん……ああ」
身体が揺れるほど、突き上げられて、美玖はひっきりなしに声を上げた。一條の熱さが気持ちが良くて、一つになっている悦びに身体までが走っていく。こうやって一條が自分を欲しいと思ってくれる時が一番幸せだと思う。
何もかもが釣り合わないけど、この時だけは、同じ快感を共有できるから。
「隼也……いいっ……すごい」
気持ちがいいと伝えると、小さな舌打ちと共にさらに抽挿が激しくなった。視線の先の一條も額に汗が浮かんで、眉間に小さく皺を寄せている。
いつの間に脱いだのか、上半身は裸で、そのたくましさにくらくらした。
「としや……すき」
想いのまま口にすれば、一條が小さく瞠目して、最奥を抉った。
「んぁっ……」
身体が意思とは関係なく跳ねる。勢いでシーツを滑る背が心許なくて、美玖は、腕を伸ばして、一條の筋の浮いた腕を掴んだ。
ぐっと入口まで熱が引き、それにすら頭の中が霞んで、そのまま一気に奥まで押し入られると我慢できなかった。ぎゅっと腕をつかむのと美玖自身がはじけるのが同時だった。頬にまで白濁が飛んで、美玖はあまりの深い快感に背をぐっとのけぞらせた。後ろが自然と締め付けられて、一條の熱い塊をはっきりと中で感じた。ひくひくと襞が一條を包み込む。
「くっ」
身体の上の一條が一瞬、動きをとめ、そのあと、熱い飛沫がじわりと身体の奥へと吐き出される。
「ああっ」
それにすら感じて、美玖は身体を跳ねさせる。
「美玖」
抱きしめられて、さらに残滓を残らず体内に放たれ、その強い腕の力に美玖酔った。
全力疾走をした後のような荒い息を吐きながら、美玖は身体の上にのしかかった熱い肢体の背に腕を回す。
汗まみれだったが、気にならない。一條の重みが嬉しくて、その強い鼓動も愛しくて、美玖はしばらくそのまま一條を抱きしめていた。
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