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この宇宙(そら)の果てまでも

カノン_Kanon side ※

 ←タキ →次の任務
エンジンの振動と空調の音が遠くから聞こえる。
自動航行に切り替えるなり、タキの部屋に連れ込まれて、そのままベッドに押し倒された。
「……ふぁ……はぁっ……」
甘い吐息と柔らかい声が空調の音をかき消す。
敏感なところを撫で上げられ、首筋に舌を這わされて、カノンはしどけない声をあげる。タキの身体は熱くて、抱き締められて触れられるだけで、こちらの体温まで上がりそうだ。
「……やぁっ……タキ……」
「もっと名前呼んで」
触って欲しいところに触れられずに、焦れているカノンにタキは熱い吐息で囁いた。
「タキ」
熱い息がすでに赤くとがった胸の突起にかかりそれだけで、カノンは身悶えた。
「なんで……あぁっ……タキっ」
舌でくるりと突起を舐められて、つつかれて、カノンは切羽詰まった声を上げる。
「何が?」
余裕のある相手の態度が悔しいと白く霞んだ思考の向こうで思う。
「いつもと違う……」
身体を捩って逃げようとすると体重をかけて止められ、足の間にタキの昂ぶりを感じて、肌が熱くなる。
「違わない。いつも優しいだろう?」
さわさわと内腿を辿られて、それでも触れてほしいところは避けられて、カノンは首を横に振る。
「嘘……いつもはもっと余裕ないくせに……」
余裕なく懇願されたから、承諾したのにと霞み始める頭の隅でカノンは思った。それなのに、どうしてこんなに焦らすような愛撫なんだろう。
カノンは、人の心が読める。読みたくなくても流れ込んでくる雑音は苦痛ですらある。なのに、なぜか、昔からタキの心だけは読めない。だから、タキが何を考えて、自分を抱くのかさえ、カノンは知らない。
「今だってないさ」
即答しながらもタキの愛撫は優しい。あまりに優しくて、物足りなくて、早くとねだってしまいそうだ。
「もう……」
肌を辿る舌に身体を震わせながら、カノンはタキの髪に指を差し込んだ。
「もう何?」
意地悪な吐息が下腹部をくすぐって、カノンは瞳を見開いた。
「もう、嫌だ」
声を荒らげたカノンにタキは顔を上げる。カノンは上半身を起こし、タキを見下ろして、睨みつけると、タキは大きな溜息をついた。
「ゆっくり楽しもうぜ、カノン」
「楽しんでいるのはお前だけだろう」
焦れた身体に語調がきつくなる。タキの片眉が上がった。
「そうか?」
タキの長い指がカノンのモノにするりと絡んで、ひくんとカノンは身体を震わせた。先端を親指で探られて息を飲む。
「……んっ……」
その指をカノンに見えるように口元までもってくるとタキはぺろりとそれを舐めた。唇の端から長い犬歯が覗く。それがやけに艶めいて見えた。
「濡れてるぜ」
カノンの肌に朱が散る。怒ったのは逆効果だったかもしれないとカノンは頭の片隅でちらりと思う。
「うるさい。オモチャがほしいなら他をあたれ」
タキの身体の下から抜け出ようとするとそのまま押し倒された。唇を唇で塞がれ、舌が唇の間を辿る。
「カノン」
低く甘く囁かれ、黒い濡れた瞳で見つめられて、ぞくりと背筋が粟立った。
「機嫌直せよ。俺がどれだけお前が欲しいかわかってるんだろう?」
顔を背けると耳を甘噛された。さらに背がしびれる。
「わかった。もう焦らさないから」
素肌の上をタキが滑る感触がしたと思ったら、とたんにカノン自身を咥えられた。
「……あぁぁっ……」
柔らかい粘膜に包まれて、カノンの腰が浮いた。口腔内に含まれて、舌を絡められて唇で扱かれて、声が抑えられない。
「ん……はぁ……ふぁっ……やっ……」
力を使うとタキはカノンを抱く。力を使った反動で、身体が熱くてどうにも制御できないんだとタキは言う。任務には必要な力だから、結局、任務が終わるたびにカノンはタキの腕の中で悶えることになる。
結局は、欲求不満の解消なんだから、手酷く抱いて終わりにすればいい。こんな優しくされると錯覚しそうになる。タキが自分のことを好きかもしれないと。
舌と唇と熱い口内で追いつめられる頭の中で、カノンは思う。
休暇ごとに星に降りれば、いくらでも馴染みの女がいるのだから、なにも男である自分を抱くことなどないのに。
「……あぁっ……やっ……」
タキの愛撫は巧みで、どんどん高みに上げられる快楽にカノンは唇を噛んだ。
「だめっ……タキ……達くっ……」
身体を捩って逃れようとするのを腕で押さえつけられ、さらに扱かれて、カノンはタキの口内に欲望を吐き出した。下腹部が痙攣し、しぼりとるように自身を喉の奥で締めつけられて、腰が揺れた。
荒く息を吐き、瞳を腕で覆ってタキを見ない。こうやって凌辱されるたびに恥ずかしくて、悔しくて、それでもタキを求める自分が切なくて、カノンはどうにもやりきれない。
「カノン」
頬を指で撫でられて、カノンの身体がびくりと反応した。
「綺麗だ」
頬から移動した指が、金色の髪を掬いあげ絡みとる。
それに口付けして、タキはカノンを見下ろした。気配でそれを察するが、カノンは腕をどけない。
「カノン」
名を呼ばれて、その低い声音が身体を震わせる。
「ごめん。我慢できない」
くるりと身体を反転させられ、腰を抱えあげられた。
「タキ」
背筋を唇で辿られて、カノンが背を反らせると足の間に身体を滑り込まされる。
タキの両掌が腰から尻に掛けて移動するとぬるりとした感触に腰が揺れた。いつ出したのだろう潤滑剤でぬめる掌をするすると移動され、また腰の奥にじわりと疼きがやってくる。
掌で双丘を割られ、タキの指が秘められた場所を暴きだす。
「いやっ……」
指が蕾を行き来するとカノンは首を振って叫ぶ。それに何も答えず、タキはゆっくりとカノンを辿った。
「んっ……やっ……」
身体の奥が熱くなって、どうにもならない感覚が襲ってくる。欲しいのか欲しくないのか自分でもよくわからない。
「カノン」
タキの囁きが耳に届くと、指が体内に沈みこみ、カノンは腰を引いた。こうやって組み敷かれるのは屈辱でしかないのに、タキの指を感じると身体が熱を上げる。どうしていいかわからなくて、カノンは逃げ出したくなるのだ。
「大丈夫だから」
押さえつけられて、何度も出し入れされる指に、カノンは首を横に振る。
大丈夫なんかじゃない。指が動くたびに、こんなにも高められてしまうのに。
「……あっ……あぁぁぁ」
増やされた指にいいところを掠られて、カノンの背が反った。そこを押さえられたら、もう抵抗もなにもどこかへ行ってしまう。
「タキ……そこ……やっ……だめっ……」
言葉だけの抵抗だとタキもわかっているだろう。カノンの中はタキの指に絡みつき奥へと誘っている。
「カノン」
ゆっくり中で蠢いていた指が引き抜かれ、カノンはその刺激にも背を反らせた。もう、思考は白濁し、タキが自分の名前を呼ぶ振動すら快感に変わる。
仰向けに返されて、タキと瞳が合う。怖いくらい強い光が自分を見つめていた。
「ああ。タキ」
促されるまま両腕を上げるとタキが笑った。曲げられた足を胸におしつけられ、さらに左右に開かされて、タキがゆっくり自分に被さってくる。
タキの昂ぶりを感じた途端に身体の奥まで貫かれた。
「ああぁぁぁっ……」
いままでとは比較にならない刺激にタキの背中にしがみつく。滑らかで硬いタキの身体の感触に安堵すら感じて、カノンは喘いだ。
タキはしっかり自分の瞳を見つめている。黒く強い瞳。
「お前の中も熱い」
囁かれた言葉の意味もよくわからない。動き出したタキの欲望が自分の体内を擦りあげ、突き上げて、背筋を駆けあがる刺激だけがカノンを支配する。
おかしくなりそうな強い快感にひっきりなしに声が上がり、視界が霞む。
「……タ……キ……はぁっ……ふぁ……あ………」
揺さぶられ、身体の中も外もないような感覚がカノンを翻弄する。触れあうタキの身体が熱くて、繋がった部分から溶けて一つになるようなそんな感覚にカノンは酔った。
精神のカノンと力のタキ。柔らかく端麗なカノンと硬派で精悍なタキ。
正反対の二人は、人とかけ離れた能力者という点で共通している。だから、きっとお互いがお互いを必要とするのも当たり前なんだ。溶けだす思考でカノンはそんなことを考え、タキの名を呼ぶ。
「カノン。おまえ……」
タキの言葉が身体を震わすがもはや意味を取れない。挿出入を激しくされて、カノンは頭ごと背をしならせた。
「タキ……もう……」
間に挟まれた自身もタキの下腹に擦られて、腹につくほど反りかえっている。
腰の奥を上ってくる感覚にカノンは瞳を見開いた。
タキの瞳が歪められ、「くっ」と唸る声をカノンは遠くに聞き、身体の奥に叩きつけられた迸りを感じて、うっすらとカノンは微笑んだ。
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