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この宇宙(そら)の果てまでも

最終決戦(2)

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カノンからリアルタイムに送られてくる地図を確認しながら、タキはメインコンピューター制御ルームへと向かう。基地の制圧も兼ねているから、向かってくる敵は片っ端から、タキの炎かトランたちの銃の餌食となった。
「少しは身を隠すとか、なんかないのか」
ぶつぶつと文句を言いながらも銃をぶっ放して、トランが文句を言う。
「うるせえな。熱源の確認データが送られてくんだから、敵さんの動きはわかっているだろうが」
律儀に答えを返しながら、タキは右手を振った。うねる炎が廊下の壁を焼く。
「そんなに力を使って大丈夫なの」
5人の男に囲まれた真ん中で一緒に移動しているシロタが心配気にタキの背中に声をかける。いくら特殊能力であっても限界はある。体力と同じで、使い続ければ消耗し、力を出せなくなるだけでなく、動けなくなることもあるのだ。
「どうかな。さっきみたいにリミッターを解除しているわけじゃないからな。この基地を焼くぐらいじゃどうってことないだろう」
自分の中の力の量を測りながら、肩越しに答えを返すと、シロタの唸るような返事がかえった。
「うー。タキが敵じゃなくてほんとよかった」
「怖いか?」
仲間のように感じていた彼らから怖れられるのは嫌だなと柄にもなく思った。カノン以外はどうでもよかったはずなのに。
だが、タキの想いを汲んだかのように、シロタはタキの背中に手を当てて、首を横に振った。
「違う。すごすぎて、驚いているのと、タキと仲間になれてよかったと思っただけ。タキは、本当にすごいよ」
背に触れたシロタの手から、彼の言葉に嘘がないという波動が伝わってくる。言葉だけでは信用されないと思ったシロタが感応力を使ったのだろう。
「ほんとだぜ。おまえはいいやつだし、恩人だしな。俺もお前が悪人でなくてよかったと思うぜ」
シロタの言葉にかぶせるようにトランが言葉を足し、周りの男たちが首を縦に振った。
ふっとタキは口元をほころばせる。この力を持ってよかったと思ったことは一度もないし、仲間はカノン、ただ一人だった。
こういうのも悪くねえな。
確かにタキはそんな風に思った。
「さあて、目的地に着いたみたいだぜ。あの扉の向こうがこの基地の頭脳だ」
内心のくすぐったいような想いは口にせず、なんでもないことのようにタキは告げ、足を止める。横切った通路の向こうに一際、大きな扉が見える。
「あれを停めるとどうなる?」
「ESPシールドの全解除、モニター監視の停止、隠れた武器による攻撃の沈黙ってとこか?」
タキはインカムを引き寄せて、カノンを呼び出す。
「メインコンピューターはどれだけ攻略済みだ?」
「管理コンピューターは完全征服済みだけど、メインコンピューターは六割ってとこかな」
その数字の低さにタキは驚いた。
「なんで?」
「命令系統が違う。ついでにIDの書き換えが不可能。特に一部のESPシールドと武器の制御が、こっちではコントロール不能」
管理コンピューターからも遡って、カノンですら攻略できないプログラムなんてあるのかと思って、まさかと思う。
「ただの電算?」
「あたり」
前時代の遺物だぞとタキは心の中で唸った。0と1のパターンのみの命令。そこに人工知能の関与はない。人工知能ならカノンのたらし能力でいちころだが、揺らぎのないただの数字の羅列ではもぐりこむのは不可能だ。
カノンがそんな古い命令系統を書き換えられるわけもないし。
「やっぱり、破壊あるのみってことか」
暗に壊していいよなと訊くとカノンははっきりと「オーケー」と返した。
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