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「天空国の守護者」
天空国編

金の天使の思惑(2)

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手が震える。キリスエールはじっとレイラースの瞳を見た。赤と緑の瞳がその色を濃くしている。
見つめていると吸いこまれそうだ。レイラースの頬は白く滑らかそうで、キリスエールはそっと手のひらをレイラースの頬に添えた。
すべらかな感触だ。
怖くない。怖いことなど何も……。
自分に言いきかせる。レイラースは動かずにじっとキリスエールを見つめる。キリスエールがどうするか待っている。
「レイラース様」
囁いて、そっと唇に唇を押しつける。レイラースが口を開くのに誘われるように、キリスエールはそっと舌を差し出す。
レイラースの舌に触れた。びくんと一瞬ひっこめるが、おずおずと差し出して、舌をそっと絡めた。
「キリスエール」
囁かれて、腰に腕が回る。レイラースの身体に乗り上げるように抱き締められた。レイラースの体温が服越しに染みた。
深くなる口づけに酔う。レイラースに口づけられると頭の芯が痺れたようになって、何も考えられなくなる。あまりに気持ちが良くて、それを感覚が追ってしまうのだ。レイラースからはいつもいい香りがする。たおやかな見かけと違って、しっかりとした身体を感じた。
「……んっ」
鼻に抜ける甘い声が出て、くすりとレイラースは笑って、唇を離す。
キリスエールは夢見るような瞳でレイラースを見つめた。濡れたように色を増している赤と緑の瞳。
レイラースはゆるくキリスエールを抱き締めたまま、何もしない。あくまで、キリスエールの同意で、その欲望でことを進める気だ。
「もう、これ以上は俺には無理……」
キリスエールは首を微かに振った。
身体に乗って、キスまでしたが、ここからどうしていいかわからない。いつもレイラースにされていることをすればいいのかもしれないが、あんなに手際よく、相手を翻弄するなんて自分には無理だ。
「して欲しいことを言って」
「部屋が明るくて……」
「閉め切ると暑いよ」
くすくす笑って、レイラースは少し厚手のカーテンだけを閉めた。もちろんレイラースはベッドから動かない。カーテンは自動的に窓を覆う。
少しだけ薄暗くなったが、風が時折、カーテンを捲ると光が部屋で躍った。
「次は?」
「服を……」
脱いでという言葉は口の中で溶けた。恥ずかしい。いつも一方的に翻弄されているだけだから、こういうのには慣れない。自分で抱いてくれと言っているようでとても恥ずかしかった。
「いいよ」
レイラースは身を起こすと服を脱ぎだす。キリスエールもレイラースの身体の脇に降りると自分の服のボタンを外す。
二人で向かい合って、服を脱ぐなんて間抜けだとキリスエールはいたたまれずに赤くなって俯いた。
「こういうのもいいね。可愛いし、キリスエール」
さっさと脱いでしまったレイラースがくすくすと楽しそうに笑う。
余計に頬に朱が散った。
「さあ、次は?」
レイラースの言葉にキリスエールはその胸に身を寄せた。滑らかな肌に頬をあてる。レイラースの心臓の音が聞こえた。規則正しく強い鼓動。
象牙色の肌を手のひらで辿る。温かい体温が手のひらを通して伝わった。思っているより、着やせしていた。肌をさらしたレイラースの胸板は厚く、しなやかな筋肉が胸の皮膚の下を支えている。
それに指を這わせる。
「レイラース様、剣を扱われるんですか?」
腕にもきちんとついた筋肉につとそんな言葉が漏れた。
「剣も使うけどね。槍が得意だよ」
ああ。と思う。両手を使うから、均等に鍛えられているんだ。きれいだと思って、キリスエールは唇を肌に寄せた。ちょうど目の前にあったレイラースの胸の突起をぺろりと舐める。
「ああ。キリスエール」
気持ちのよさそうなレイラースの声が聞こえた。嬉しくなって、キリスエールは滑らかでいい香りの肌に舌を這わす。
レイラースの吐息が聞こえて、身体が熱くなった。
相手が感じてくれているのが嬉しい。
そっと手を下へと伸ばすと柔らかな下繁に手が届き、それを掻きわけて、レイラース自身に指を絡めた。
「いいよ。キリスエール」
大きく息を吐いたレイラース自身はすでに勃ち上がっていた。先端まで撫でて、先のすべすべした粘膜を指で辿る。
「んっ……」
レイラースが息をつめたのがうれしくて、何度も指で辿った。
レイラースのことは好きだ。こうやって喜んでもらえれば嬉しい。これがいわゆる恋愛でなくても、肌を合わせて、レイラースを感じるのは悪くなかった。
感じるレイラースを見ていると自分の中の熱も高まって、緩く腰が揺れた。
レイラースに身体を預けるとレイラースが後ろへ倒れ込んだ。シーツの乾いた音が響き、ベッドのクッションがふわりと沈んだ。
身体にキスを送りながら、指でレイラースを辿る。キリスエールはレイラースの上に乗って両足を両脇へと置いた。
手で持ったレイラースを自分の後蕾へ導く。このまま飲みこんだら、レイラースはさらに喘いでくれるだろう。
熱に浮かされたように性急にキリスエールはレイラースの先端を自分の後口にあてる。
「ちょ、ちょっと。キリスエール」
起きあがったレイラースに腕を掴まれた。キリスエールはレイラースを見る。
「欲しくないんですか?」
消え入りそうな声が震えた。
「欲しい。欲しいけど、このまましたらおまえが傷つく。それじゃだめだ」
ぐっと抱き締められた。レイラースの身体が熱かった。自分の肌も。
「まだ、おまえは溶けてないだろう。ゆっくり楽しもう。そのくらいの時間はあるから」
そういうと抱き締めたままレイラースは上体を後ろへ倒した。キリスエールはレイラースの身体の上に抱きつく形で乗っていた。
「わかる?おまえのと僕のがあたっている」
腰を緩く振られて、キリスエールは自身に硬い棹が当たって、声を上げた。
「動いて。ゆっくりだ」
そそのかされるまま、キリスエールはレイラースの上で腰を振る。
「ああっ……」
どうあたるかわからない動きに、自身にレイラースが当たるたび、身体がビクンと震えた。
「……やっ……すご……」
たったこれだけなのに、やたらと気持ちがよかった。背を痺れが走る。自身の先端から透明な蜜が溢れて、つっと落ちる。
「濡れてきた」
レイラースの声にキリスエールは首を横に振る。恥ずかしい。でも、気持ちがいい。
「はぁっ……んっ」
後ろの蕾をレイラースの指が撫でた。円を書くように擦られる。それだけで、耐えようもない快楽が押し寄せた。レイラースの指は濡れていた。いい香りがベッドの周りに立ちあがっている。
香油を指につけたんだとキリスエールは頭の隅で思った。
「ああぁっ……やっ……レイラース様っ」
つぷんと指を沈められて、キリスエールはのけ反った。痛みは何もない。昨夜は痛くて指すらうけつけなかったのに。
香油が壁を滑らせて、何度も入り口を行き来していた指はあっけなく奥まで入る。
「んっ……はぁっ……」
つめていた息を大きく吐くと中でぐるりと指が動いた。
「やっ……」
レイラースの手にかかるとあっけなく身体が快楽におぼれていく。自分でもどうにもならない。ただただ、身体が悦んで、思考が溶けて行く。
「レイラース……様」
「様はいらない。ベッドの中では、名前で呼んで」
優しく妖しい声が耳をくすぐる。腰を揺らめかすと自身がレイラース自身にあたって、さらにおかしくなりそうだ。
「レイラース……さ」
様をつけようとしたら、唇を塞がれた。舌で口腔内を舐められて、また喉の奥から声が出た。
くちゅくちゅとキスの音が聞こえる。気持ちがよすぎて、口の中に唾液が溜っているのだ。
キスをされ、指で体内を辿られ、自身も硬いモノで擦りあげられて、キリスエールは感覚だけになる。
「はあっ……いやぁ……」
強い快楽が、腰を震わせる。指は知らぬ間に3本に増えていた。ばらばらに動く指に翻弄される。
でも、熱い。もっと奥まで欲しい。
キリスエールはぼんやり霞む頭でそう思う。
「レイラース……もう……やっ……」
いっつも乱れるのは俺だけで、うっすらと目を開けると潤んだ瞳のレイラースを見つける。頬が熱でうっすらと赤い。
「いいよ。キリスエール」
ああ。レイラースも感じているんだと思う。
「もう……お願い……」
何を言っているか自分でもよくわからない。ただ、もっと奥までかき回して欲しくて、レイラースを近くに感じたくて、キリスエールはお願いとくり返す。
誰にもねだったことなどなかったのに。
指が抜ける感覚にすら甘い声が出た。
「身体起こして」
レイラースの声に身体を起こす。
「腰を浮かせて」
言われた通りにレイラースを跨いで、腰を浮かす。入り口を指で左右に押し広げられた。
「ゆっくり腰を下ろして」
入り口に熱い先端を感じた。滑らかで丸みを帯びたレイラースを蕾で感じる。レイラースも濡れていた。
「ああぁぁっ……」
ゆっくり腰を下ろすと自重で、レイラースがするりと中へと入ってきた。壁を捲りあげ、質量をともなった熱い塊が奥へと蠢く。
「いやっ……ああぁっ……んっ……」
「息を吐いて、力を入れるな」
大きく息を吐くと更に奥に進む。その感触に息をつめるとレイラースの苦しげな息の音が聞こえる。
「キリスエール。力を抜いて」
「無理」
言いながらも、息を吐いてできるだけ締めつけないようにする。前をレイラースの手のひらでするりと撫でられて、あっと声をあげたら、腰が全部落ちた。
「ああ。キリスエール。お前の中は熱くて柔らかい」
身体を起こしたレイラースに抱き締められた。身体のなかで、レイラース自身がびくんびくんと波打つのがわかる。
奥の壁にレイラースの先端が当たって、眩暈がするほどの感覚が下から襲ってくる。
「はぁ……ぁんっ……」
入れられているだけで気持ちがいい。それなのに、レイラースが腰を小刻みに動かし始めた。
「やっ……そんなのっ……いやっ……」
ひっきりなしに背筋を痺れが走り、頭の中で火花が散る。目の裏が白く霞み、目をあいていても閉じていてもよくものが見えない。
ゆすられると欲しかった奥の方をレイラースの先端が抉って、どうにかなってしまいそうだ。
「キリスエール。愛している」
熱い声でレイラースが囁くのすら、悦びに変わる。
「レイラース……」
名を呼ぶと嬉しそうに口づけられた。
「愛している。もう、離さない。僕のキリスエール」
何度も愛していると言いながら、レイラースはキリスエールを突き上げた。瞳を開くとレイラースの赤と緑の瞳が見える。
本当に心から愛されているようで、キリスエールは瞳が潤んだ。強い突き上げに、首を後ろに倒すと晒された喉にレイラースが口づけを送る。軽く噛まれて、それにすら嬌声が上がった。
「ああ。だめっ……そこ……いやっ……だ」
どうにもならないところを抉られて、キリスエールは思考がだんだんはっきりしなくなってくる。瞼の裏には星が飛び、背筋を脳天まで駆けあがる快感に、背が反った。
「もう……ああぁぁぁっ……」
腰の奥の方から、ざわざわと駆け抜ける絶頂にキリスエールは、精を吐き出したのを感じた。びくりと身体が震える。レイラースはなおもキリスエールの中を自身でかき回す。
うわ言のようにキリスエールの名前を呼んで、レイラースもまた、力の入らないキリスエールをがくがくと揺らして、その精をキリスエールの最奥に放った。
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